WordPressに記事を投稿したタイミングで、Twitterに投稿する作業を自動化ができたら便利です
自動化する方法の選択肢は、大きく3種類です
- WordPressのブラグインを使う
- プラグインなしで実装する
- 「Zapier」「IFTTT」などアプリを連携して自動化するサービス(iPaaS)を使う
実は
結論が出るまでにかなり時間がかかりました
調べて・・試して・・二転三転しました
最後にはオチまでありますwww
Twitter に自動投稿するだけ & 「OGP設定済み」または「ツイートの表示にこだわりがない」場合は
Zapier(ザピアー)かIFTTT(イフト)を使いRSSフィードを取得してTwitterに投稿する方法がおすすめです
グダグダ書いているところは飛ばして下さい 💦
RSSを利用してTwitter と連携する(おすすめ)
WordPress の設定環境や、希望はそれぞれ違うと思います
「参考になることがあるかも」とまとめを書きました
ざっくり用語説明
APIキーについて
「API キー」とはざっくりいうとサービスを使う時のIDとパスワードのプログラミン版です😅
ほとんどのプラグインは連携したいSNSごとに「API Kキー」を取得する必要があります
Twitterの「APIキー」は英語で利用目的などを申請し承認される流れとなり、かなりハードルが高いです
頑張って「APIキー」を取得してもSNS側でAPI運用ルールが変更になったら、再度対応する必要があります
「WordPressプラグインのほとんど」・「実装する場合」は「APIキー」が必要です
できれば「APIキー」を使わずに連携したいものです
OGP(Open Graphコード)
SNSでシェアした時に、URLだけの表示(画像なし)になったり、意図しない表示になることを防止するために設定します
「OGP」はSNSでシェアした際の、サイトのタイトルやイメージ画像、説明などを設定するもので、metaタグの中に書きます
*Twitterは「Twitterカード」と呼ばれています
WordPress が自動でつけるものではありません
Twitter・FacebookのOGPです
わたしは「Yoast SEO」というSEOプラグインで設定しています
右クリックして「ページのソースを表示」をクリックすると、HTMLファイルの中身が表示されます<head>から</head>
の間にあります(上の方です)
RSSフィードについて
上のマークは RSSでサイトの更新情報が提供されているという印です
- サイト運営者側
- 「RSS」は「XML」という「HTML」の親戚のような言語で書き、書いたデータ(RSSフィード)を配信します
- 購読者側
- 「RSSリーダー」を準備して、興味のあるサイト(RSSフィードのURL)を登録します
登録したサイトに更新があれば受け取る仕組みです
WordPressのテーマやプラグインでRSSフィードを配信している場合が多く、上のマークがなくてもRSSフィードを配信しているサイトはたくさんあります
SNS連携にWordPressプラグインを使う場合
最大のデメリットはAPIキーが必要なこと
メリットは
WordPressのプラグインを使う場合、OGP設定を気にする必要はない(プラグイン側で配慮されているはず)
対応しているSNSの数が多い
代表的なプラグイン
- Social NetWORKS Auto-Poster(SNAP)
- Blog2Social
- Jetpack
「Jetpack」と他のプラグインの違い
「Jetpack」は「APIキー」を取得する必要がありません
プラグインを使うときの注意点
- 継続して開発されているか(API運用ルールが変更になった場合など、対応はプラグインの開発者次第です)
- 連携したいSNSに対応しているか
- 「カスタム投稿タイプ」を使っていれば「カスタム投稿タイプ」に対応しているか
ちなみに「カストム投稿タイプ」とは?
「固定ページ」「投稿」のほかに別の「投稿」を作成する機能です
WordPressの管理画面の「投稿」とは別に投稿する場所があればそれは「カストム投稿タイプ」です
この場合は、「作品」という「カスタム投稿タイプ」があります
Jetpackについて
「Jetpack」はSNS連携するためだけのプラグインではなく、いろいろな機能が集まった複合型の有名なプラグインです
「WordPress.com」というレンタルプログサービスの運営会社Automatic社が開発して「WordPress.com」で使われているプラグインですが、インストール版のWordPressでも使えます
「WordPress.com」はWordPressを使ったAmabaブログみたいなもので
ご自身でサーバーを用意して運営している「インストール版WordPressサイト」とは別のものです
「Jetpack」に関して検索する時は「WordPress.com」での設定と混同しないように注意が必要です
Jetpackの注意点
- SNS連携のためだけに使うには多機能すぎて使わない機能が多く、重くなってしまう
- WordPress.comにアカウント登録が必要
- 管理画面の表示がけっこう変わる
- 無料枠の場合、自動投稿できるSNS数が少ない(2021年9月現在 Twitter・Facebook・LinkedIn・Tumblr)
- 注意「カスタム投稿タイプ」に対応していない
無料版「Jetpack」の機能
- サイト統計情報(アクセス解析)
- 総当たり攻撃からの保護
- 自動ソーシャルメディア投稿
- ダウンタイムのモニター(サーバーがダウンした場合などを通知)
- アクティビティログ(複数人で投稿している場合、誰がログインしたかなど)
SNS連携にZapier(ザピアー)かIFTTT(イフト)を使う場合
注意点
SNSで意図しない表示にならないよう、OGP設定することが望ましいです
(*WordPressの投稿・RSSフィード更新をトリガーにした場合のアクションに)
FaceBookは「Facebook Pages」のみの対応です
Instagramは対応していません(2021年10月)
Zapier(ザピアー)とIFTTT(イフト)のサービス比較
無料枠を使ってSNS連携することを前提に比較(2021年9月時点)
Zapier | IFTTT | |
1ヶ月のタスク量 1回の投稿が1タスク | 100 | 特になし 違っていたらごめんなさい |
ワークフロー 例えばWordPressからTwitterに投稿で1 | 5 5Zaps | 3 3 Applets *自分で作った場合 第3者が作ったアプレットの利用は無制限 |
反映するまでの時間 | 最高15分かかる | かなりかかる (有料版は短縮されている) |
有料プラン | Starter ¥2,318から | Pro $3.33から |
IFTTTの「第3者が作ったアプレットの利用無制限」が凄いです
他でもいろいろ試したいです😊
WordPressとIFTTTやZapierを連携する場合
個人的に、WordPressと連携するよりもRSSフィードが手軽だと思います
詳細な設定方法は省略しますが、RSSフィードの場合と同じ流れです
その前の注意点のみ記載しています
注意
WordPress と連携する場合に必要なことです
RSSフィードを利用する場合は不要です
サーバーの設定変更(エックスサーバーの場合)
サーバーのセキュリティ設定で国外IPからのアクセスを制限をしている場合があります
(例エックスサーバー)
その場合はZapierもIFTTTも海外のサービスになるので、設定を解除する必要があります
エックスサーバーの場合はサーバーパネルの「WordPressセキュリティ設定」から「XML-RPC API アクセス制限」を「OFF」にします
専用ユーザー作成(必須ではありません)
専用ユーザーを作成する場合
WordPress 管理画面
「ユーザー」「新規追加」を選択「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」が必須
権限グループは「編集者」の権限が最低限必要なようです
(*Zapierのドキュメントより)
IFTTTやZapierにWordPressとTwitterを連携した感想
間違えていたらごめんなさい🙇♀️
- 操作性
- 「IFTTT」の方が直感的な操作ができ簡単な印象です
- 「Zapier」はWordPress と連携する時に戸惑いました
(ドキュメントに書かれているZapierプラグインをWordPress にインストールして設定しました)
- スマートフォンアプリ
- 「IFTTT」はスマートフォンアプリがあるので管理しやすい
- 「Zapier」はアプリはありません
- 送信テスト
- 「IFTTT」はエラーの確認だけ、実際の送信テストはできません
- 「Zapier」は送信テストができるので、テスト時に送信して確認ができます
- その他(無料プラン前提)
- 「IFTTT」は自分で作成する場合は3つまで、反映までの時間がZapierより遅いです
- 「Zapier」は5つまで、反映まで長くて15分以内です、上限があり100回/1ヶ月です
RSSを利用してTwitter と連携する(おすすめ)
個人的にこの方法がおすすめです
何よりWordPress との連携が不要
RSSフィードのアドレスが必要です
通常、WordPress の場合RSSフィードのアドレスはサイトのアドレスの末尾に/feed/
をつけます
確認方法
ホームページのトップ画面で
右クリック
「ページのソースを表示」をクリックしますMac: Cmd + F
Windows: Ctrl + F
で検索窓に「rss」と入力
フィードのアドレスを確認して下さい
ZapierでRSSフィードを取得してTwitter と連携する手順
「Zapier」で使われる単語
- Trigger(トリガー)
- 引き金
- 例えば、新規投稿があれば
- Action(アクション)
- Triggerが発生したらどうするか
- 例えば、Twitterに投稿する
- Zap(ザップ)
- TriggerとActionのセット
アカウント作成
アカウントは下記4つの中から選択します
- メールアドレス
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- Microsoftアカウント
メールアドレスの場合は「sign up」をクリックするとメールアドレスとパスワード入力画面になります
Zap作成手順
左側アイコン「Dashboard」の画面
「Search for an app」に「rss」と入力
「RSS by Zapier」をクリックします下に候補が表示されるので
「 Tweet new RSS Feed items」の右側の「Try it」をクリックSet up trigger(トリガー設定)
「Feed URL」に確認したサイトのRSSフォードアドレスを入力
「What Triggers a New Feed item?」のセレクトボックス(矢印のところ)をクリック「Different Guid/URl(recommended)」の左側にチェック
「Continue」が押せる状態になるので
クリック「Test Trigger」をクリック
フィードの情報が表示されます
「Continue」をクリックAction Event(アクション設定)
「Create Tweet」をクリック「Continue」をクリック
「Sign in to Twitter」をクリック
Twitter側が、Zapierのアカウントの接続を許可するか聞いています
「Yes, Continue」をクリックTwitter に登録している「emailアドレス」「パスワード」を入力
「Authorize app」をクリック「Continue」をクリック
「Continue」をクリック
下の「Test & Contiune」をクリックすると実際にTwitter に投稿されます
Twitterに投稿しない場合は右上の「Skip Test」をクリックします画面下のボタンを「ON」にします
「Zap」完成です
右上バツ印で閉じます
新規投稿をすれば、Twitterに自動でシェアされます
Zapの停止と削除
停止
左側アイコン「Zaps」を選択
登録済み「Zap」が表示されます
「ON/OFF」を切り替えます
削除
左側アイコン「Zaps」を選択
削除したい「Zap」の左側にチェックをつけ、「Trash」をクリックします
IFTTTでRSSフィードを取得してTwitter と連携する手順
「IFTTT(イフト)」で使われる単語
if This Then That
- Trigger(トリガー)
- 「if This」の部分 引き金
- 例えば、 新規投稿があれば
- Action(アクション)
- 「Then That」でTriggerが発生したらどうするか
- 例えば、Twitterに投稿する
- Applets(アプレット)
- TriggerとActionのセット
- 既に誰かが作ったアプレットを使うか、自分で作るか
アカウント作成
アカウントは下記4つの中から選択します
- メールアドレス
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- Appleアカウント
メールアドレスの場合は「sign up」をクリックするとメールアドレスとパスワード入力画面になります
アプレット作成手順
自分でアプレットは作成するか、既に作成されているアプレットを使うこともできます
今回は作成します(ちなみに無料枠は自作のアプレットは3つまで作成できます)
ホーム画面右上「Create」をクリック
「If This」をクリック
「rss」で検索し
「RSS Feed」をクリック「New feed item」をクリック
サイトのRSSフォードアドレスを入力し
「Create trigger」をクリック「Then That」をクリック
「Twitter」を検索してクリック
「Post a tweet」をクリック
「Connect」をクリック
Twitter側でのアカウント認証
Twitter に登録している「emailアドレス」「パスワード」を入力
「Authorize app」をクリック「Create action」をクリック
「Continue」をクリック
「実行時に通知を受け取る場合」は右側に白が来るように
「Finish」をクリック「Connected」がオンの状態です
左側にIFTTT Proのお誘いが表示されましたので「Maybe later」で閉じました
「Check now」は接続確認です
クリックして画面上「Check Completed」が表示されれば成功です
アプレットの停止と削除
画面上部「My Applets」をクリックした画面
作成したAppletの一覧
Applet(赤枠)をクリック「Connect」が「Applet」が停止した状態です
「Archive」をクリックすると
画面上部にアラートが表示されます
「OK」をクリック
これでアプレットはアーカイブされてカウントされなくなります
完全に削除はできないようです
最後に
迷走記録です 😅
- APIキー取得や管理は面倒(特にTwitter)、高機能なカスタマイズは不要なのでプラグインは除外
- 「Jetpack」は使っていないのでシェアだけのためにインストールはしたくない
- 既にOGPは別の「Yoast SEO」というプラグインで設定済みの為、「IFTTT」か「Zapier」を検討
- 「Zapier」はWordPress との接続に失敗してZapierのプラグイン(かなりレビューが低い)を使い接続した
「Zapier」は送信テストができ、バグはなかったがとりあえず「IFTTT」を試すことに - 「IFTTT」は操作が直感的でWordPress との接続も簡単でした
しかしバグった(別の記事の編集中に関係ない昔の投稿がツイートされた???) - 「RSSフィード」を使えばWordPressと接続する必要がなく「OGP」を設定していれば大丈夫なのではと思いつく
オチ
公開した直後に、なんと投稿画面の右側「Yoastメタボック」にこんな表示が
わざわざ連携しなくても「Yoaset SEO」を使っていたら、投稿した後にこのボタン押したらいいだけじゃん 😭
参考に