【WordPress】ブロックテーマ自作の敷居は思ったより低い|はじめての自作テーマ

WordPressのブロックテーマなら、PHPの知識がなくてもローカル開発環境がなくても「自作テーマ」を作り始めることができます。

🎉 なにより、コードを書く必要はないんです
ブロックテーマのテンプレートファイルに書くのは「ブロックマークアップ」と呼ばれるHTMLコメントです。しかもこれ、自分で書かなくてもいいんです。
WordPressのエディターでブロックを並べて、コピーするだけ

自作テーマ作成が楽になる前提知識

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最低限あればOK(ないと辛い)
1
テンプレート構造の理解
どのファイルがどのページに対応するか。single.html は投稿ページ、index.html はデフォルト、という感覚があればOK。
2
HTMLとCSSの基礎
タグの読み書きができる程度でOK。特にボックスモデル(padding・margin・border)の概念を知っていると、サイトエディターで余白を調整するときに「なんか詰まってる…」「広げたいのに広がらない」がスッキリ解決できます。
あると作業がスムーズ(なくてもAIで補える)
3
JSONの書き方の感覚
{}"" の基本ルールだけわかればOK。theme.json を編集するときに役立ちます。
4
ブロックエディターの操作感
グループ・カラムなど基本ブロックの使い方を知っていると、テンプレートのイメージが掴みやすくなります。
🙆 なくてもOK
PHP:
テンプレートファイルの作成には不要。ただしCSSやJSファイルの読み込み・独自機能の追加・プラグイン的な拡張など、もっと欲張りになってきたら少しずつ必要になります。こちらも今はAIに相談しながら書ける時代なので、最初から身構えなくて大丈夫
JavaScript:
標準ブロックだけで作るなら不要。ページ先頭に戻るボタン・スライダーなど動きのある機能を追加したい場合は必要。とはいえ今はAIに相談しながら作れる時代なので、ゼロから書けなくても大丈夫
ローカル開発環境:
本番環境でテストできます

本番環境でテストできる理由

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こんな環境で始められます
サーバーを借りてWordPressをインストールしただけの状態 → そのままテスト環境になります
サブドメインでテスト環境を作れるレンタルサーバーがほとんど(Xserverなど)
シンフリーサーバーなど無料で使えるレンタルサーバーを活用する方法も

この環境で、自作テーマのフォルダをアップロードして有効化するだけで動きます。

ただし、工事中のサイトを外部に見せないための「ひと工夫」をしておきましょう!

「ログインユーザーのみ表示」の設定をfunctions.phpに追加しておけば、自分だけが確認できる状態でテストできます。

あると便利な2つのツール(FTP・VSCode)

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「必須ではないけど、あると作業がぐっとラクになる」——そんな2つのツールを紹介します。

WordPress管理画面の「テーマファイルエディター」からも既存ファイルの編集はできますが、更新に失敗するとサイトが真っ白になることがあります。また「テーマファイルエディター」から新しいファイルやフォルダの追加はできません。

この2つのツールがあれば、ファイルの追加・編集・バックアップがすべて安心して行えます。

1
FTPクライアント
ファイルをサーバーにアップロードするツール

テーマフォルダをサーバーの wp-content/themes/ にアップするために使います。管理画面からのzip upload より細かい操作ができて便利です。

おすすめ
FileZilla(無料・Windows/Mac対応)
Cyberduck(無料・Mac向け、使いやすい)
FTP Drive(Xserverユーザーは専用アプリも便利)
2
Visual Studio Code(VSCode)
ファイルを編集するテキストエディター

無料で使える高機能テキストエディターです。theme.jsonfunctions.php の編集に使います。

VSCodeが便利な理由
・ コードに色がついて読みやすい(シンタックスハイライト)
・ JSONの構文エラーをその場で教えてくれる
$schema を設定すると theme.json の補完が効く
・ 無料・Windows/Mac両対応

⚠️ PHPのエラーが出るとサイトが真っ白になり、FTPでしか復旧できなくなることがあります。

💡 VSCodeでファイルを編集してFTPでアップする方法なら、ローカルに保存したファイル自体がバックアップになります。万が一のときも慌てずに済みます。

はじめての自作テーマ

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まず揃えたい4つのファイル

ブロックテーマとして動かすのに必要なファイルは、実はたった2つ(style.cssindex.html)ですが、今回は、4つのファイルからスタートします。

my-theme/
 ├── style.css ← 必須|テーマの身分証明書
 ├── theme.json ← 推奨|色・サイズ・幅の設定
 ├── functions.php ← 任意|スタイル登録など
 └── templates/ ← テンプレートを置くフォルダ
    └── index.html ← 必須|すべての基本
1
style.css 必須
テーマの「身分証明書」です。WordPressはこのファイルのコメントを読んで、テーマ名や作者などの情報を取得します。
/*
Theme Name: my-theme
Author: あなたの名前
Description: 自作ブロックテーマ
Version: 1.0
*/
2
theme.json
テーマ全体の「設定ファイル」です。カラーパレット・フォントサイズ・コンテンツ幅などをここで一元管理します。これがないとデザインの管理がとても大変になります。
{
  “version”: 3,
  “settings”: {},
  “styles”: {},
  “templateParts”:[]
}
3
functions.php
機能を拡張する際に使用する重要なファイルです。ここに、テスト中のサイトを外部に見せないための機能を追加します。
*未ログインでアクセスするとログインページに自動でリダイレクトされます。
<?php

function my_require_login() {
    global $pagenow;
    if (
        ! is_user_logged_in() &&
        $pagenow !== 'wp-login.php' &&
        ! ( defined( 'DOING_AJAX' ) && DOING_AJAX ) &&
        ! ( defined( 'DOING_CRON' ) && DOING_CRON )
    ) {
        auth_redirect();
    }
}
add_action( 'init', 'my_require_login' );

⚠️ テスト完了後は必ずこのコードを削除してください。削除しないと一般ユーザーがサイトを見られなくなります。

4
templates/index.html 必須
ブロックテーマの「心臓部」です。 このファイルが存在することで、WordPressがブロックテーマと認識し、サイトエディターが使えるようになります。

templatesフォルダの中に、index.htmlファイルを作成します。

最初は中身が空でも認識されます。ブロックマークアップは後から追加していきます。

テーマを有効化する

💡テーマフォルダを右クリックでzip圧縮すれば管理画面の「外観」→「テーマ」→「新しいテーマを追加」→「テーマのアップロード」からそのままインストールするできます。
FTPでアップして有効化する流れ
1
wp-content/themes/ の中にテーマフォルダを作成してアップロード
2
WordPress管理画面「外観」→「テーマ」から自作テーマを有効化
3
ログインした状態でサイトを確認。これでテスト環境のできあがり!

今は「土台」ができただけ

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この時点でサイトを開いても、真っ白な画面が表示されるだけです。
templates/index.html が空なので、WordPressは「ブロックテーマとして認識」はしていますが、まだ何も表示するものがない状態です。

今の状態
WordPressがブロックテーマと認識している
サイトエディターが使える状態になっている
ログインユーザーのみ表示の設定が効いている
画面はまだ真っ白

ここからの流れ

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土台ができたら、次はこんな流れで自作テーマを育てていきます。

STEP
2
サイトの設計を決める
まず「どんなサイトにしたいか」を決めます。ここが決まると、必要なファイルが自然と決まります。
選択①ブログ型(投稿一覧がトップ)or ホームページ型(固定ページがトップ)
選択②サイドバーあり or なし(2カラム or 1カラム)
結果必要なテンプレートファイルが決まる
STEP
3
theme.jsonでデザインの土台を作る
コンテンツを作る前に「サイト全体の色・フォント・幅」を決めておきます。あとから変えると手間が増えるので、最初にざっくり決めておくのがコツです。
・ テーマカラーをカラーパレットに登録
・ フォントサイズのプリセットを設定
・ コンテンツ幅(contentSize・wideSize)を決める
STEP
4
パーツを作る(ヘッダー・フッター)
すべてのページで共通して使う部品を先に作ります。一度作れば使い回せるのがブロックテーマの便利なところです。
parts/header.html ← サイトタイトル・ナビゲーション
parts/footer.html ← コピーライトなど
STEP
5
テンプレートを作る
パーツを組み合わせて、ページごとのレイアウトを作ります。
エディターでブロックを並べてコピーするだけ——コードを書く必要はありません。
templates/index.html ← 投稿一覧(クエリーループ)
templates/single.html ← 投稿個別ページ
templates/page.html ← 固定ページ など

🎉 index.html などのHTMLファイルはエディターで組み立てて、コピーして、貼り付けるだけです。
コードをゼロから書く必要は一切ありません

「エディターで組む → コピー → 貼り付け」——この繰り返しで、自分だけのテーマが完成します。

💡 STEP 2で設計を決めたら、あとは少しずつ積み上げていけばOK。気がついたら自分のサイトができあがり、これからはカスタマイズも自由自在です😊

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おつかれさまでした 🍵

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