韓国時代劇の舞台といえば朝鮮王朝が圧倒的に多いですが、
それより遥か昔、朝鮮半島には3つの国が並び立っていた時代がありました。
高句麗・百済・新羅──そして小国群の伽耶。
このページでは、三国時代の韓国時代劇に登場する王様を、国別に早見表でまとめました。
新羅(統一新羅時代も含む)
| 代 | 王名(読み) | 主なドラマ | |
|---|---|---|---|
| 1代 BC57-AD4 |
朴赫居世(パク・ヒョッコセ) 新羅の建国者 |
— | |
| — 2代〜23代まで(4年〜540年)省略 — | |||
| 24代 540-576 |
真興王(チヌン王) | 『花郎』 『善徳女王』(回想) |
|
| 25代 576-579 |
真智王(チンジ王) | 『善徳女王』 | |
| 26代 579-632 |
真平王(チンピョン王) | 『善徳女王』 『大王の夢』 |
|
| 27代 632-647 |
善徳女王(ソンドクヨワン) 新羅初の女王 |
『善徳女王』 『大王の夢』 |
|
| 28代 647-654 |
真徳女王(チンドクヨワン) | 『大王の夢』 | |
| 29代 654-661 |
武烈王(ムヨル王) 金春秋(キム・チュンチュ) |
『大王の夢』 | |
| 30代 661-681 |
文武王(ムンム王) 三国統一を完成 |
『大王の夢』 | |
| — 31代〜45代まで(681年〜839年)省略 — | |||
| 46代 839-857 |
文聖王(ムンソン王) | 『海神』 | |
| — 47代〜56代まで(857年〜935年)省略・新羅滅亡へ — | |||
高句麗
💡 興味深いのは、ドラマ『朱蒙』に高句麗の朱蒙と百済の温祚という、ふたつの国の建国者が同時に登場すること。
| 代 | 王名(読み) | 主なドラマ |
|---|---|---|
| 1代 BC37-BC19 |
東明聖王(トンミョンソン王) 朱蒙(チュモン) 高句麗の建国者 |
『朱蒙』 |
| 2代 BC19-AD18 |
瑠璃明王(ユリ王) | 『朱蒙』 『風の国』 |
| 3代 18-44 |
大武神王(テムシン王) 無恤(ムヒュル) 「戦いの神」 |
『風の国』 『幻の王女チャミョンゴ』 |
| — 4代〜18代まで(44年〜391年)省略 — | ||
| 19代 391-413 |
広開土王(クァンゲト大王) 談徳(タムドク) 最大版図を築いた征服王 |
『太王四神記』 『広開土太王』 |
| — 20代〜24代まで(413年〜559年)省略 — | ||
| 25代 559-590 |
平原王(ピョンウォン王) 平岡公主(オンダル伝説)の父 |
『月が浮かぶ川』 |
| 26代 590-618 |
嬰陽王(ヨンヤン王) 隋の侵攻を3度撃退 |
— |
| 27代 618-642 |
栄留王(ヨンニュ王) | 『剣と花』 |
| 28代 642-668 |
宝蔵王(ポジャン王) 高句麗最後の王 |
『大祚榮』 |
| — 668年に新羅・唐連合に滅ぼされる — | ||
| 番外 698-926 |
渤海(ぼっかい) 大祚榮(テジョヨン) 高句麗遺民が建国 |
『大祚榮』 |
百済
| 代 | 王名(読み) | 主なドラマ |
|---|---|---|
| 1代 BC18-AD28 |
温祚王(オンジョ王) 百済の建国者・朱蒙の息子 |
『朱蒙』 |
| — 2代〜12代まで(28年〜346年)省略 — | ||
| 13代 346-375 |
近肖古王(クンチョゴ王) 百済全盛期を築いた王 |
『百済の王 クンチョゴワン』 |
| — 14代〜20代まで(375年〜455年)省略 — | ||
| 21代 455-475 |
蓋鹵王(ケロ王) 高句麗・長寿王に殺される |
— |
| 22代 475-477 |
文周王(ムンジュ王) 熊津に遷都 |
— |
| 23代 477-479 |
三斤王(サムグン王) | — |
| 24代 479-501 |
東城王(トンソン王) | 『帝王の娘 スベクヒャン』 |
| 25代 501-523 |
武寧王(ムリョン王) 中興の覇王 |
『帝王の娘 スベクヒャン』 |
| 26代 523-554 |
聖王(ソンワン) 日本に仏教を伝える |
『帝王の娘 スベクヒャン』 ミョンノン太子 |
| 27代 554-598 |
威徳王(ウィドク王) 昌(チャン) |
『花郎』(昌王子として) 『薯童謠』 |
| 28代 598-599 |
恵王(ヘワン) 聖王の次男・プヨ・ソン |
— |
| 29代 599-600 |
法王(ポプワン) | 『薯童謠』 |
| 30代 600-641 |
武王(ムワン) 薯童(ソドン) 新羅・善花公主の夫 |
『薯童謠』 |
| 31代 641-660 |
義慈王(ウィジャ王) 百済最後の王 |
『階伯』 |
| — 660年に新羅・唐連合に滅ぼされる — | ||
番外編:伽耶(カヤ)の物語
三国時代を語るとき、忘れてはならないのが伽耶(カヤ)の存在です。
伽耶は高句麗・百済・新羅と並ぶ「ひとつの国」ではなく、朝鮮半島南部に存在した小国の連合体でした。最終的に新羅に併合されますが、独自の文化と歴史を持っています。
その伽耶(金官伽耶)の建国者を描いた韓国時代劇が『鉄の王キム・スロ』。1世紀の伽耶建国の物語で、三国時代をもっと深く知りたい方には外せない作品です。
このドラマには、新羅4代の脱解尼師今(タレ・イサグム)もキム・スロのライバルとして登場します。三国時代の各国が、まだ国の形を作りつつあった頃の物語です。
日本古代史と交わる物語
三国時代の魅力は、日本古代史と密接に繋がっていることにもあります。
百済からの渡来人、白村江の戦い、『日本書紀』に登場する朝鮮半島の人々──韓国時代劇を「日本史と絡めて読む」と、新しい発見があります。
【5分解説】『鉄の王キム・スロ』『近肖古王』『広開土大王』|空白の4世紀を読み解く鍵?
ドラマの風景から読み解く、海を越えた古代史
1世紀:鉄の王と「ハイテク・ビジネス」
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【5分解説】『帝王の娘スベクヒャン』の裏側|日本と百済の関係は?
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…
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鉄の国「伽耶」はどうなった?:『花郎』の裏側
532年 金官伽耶 滅亡
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【5分解説】『大王の夢』『大祚榮』『海神』『太祖王建』 |東アジア激動の時代
韓国の歴史ドラマを見ていると、「新羅」「百済」「高句麗」「唐」など、たくさんの国が登場します。今回は、ドラマの背景にある東アジアの歴史の流れを整理しました。
…
おわりに
三国時代──朝鮮半島の3つの国と、伽耶という小国群が並び立った約700年。
朝鮮王朝に比べるとドラマ化されている時代は限られていますが、『朱蒙』『太王四神記』『善徳女王』『階伯』『薯童謠』など、壮大なスケールの名作ぞろいです。
気になる王様やドラマが見つかったら、ぜひ各時代の解説記事もチェックしてみてください。
古代の英雄たちの物語を知ると、ドラマがもっと面白く観られますよ。
