【2026年版】WordPressブロックテーマの「テンプレート」攻略ガイド

「ブロックテーマ(フルサイト編集)」が登場した2022年当時は、まだ手探りの状態でしたが、今やブロックテーマはWeb制作の「新しいスタンダード」。プログラミングコード(PHP)を書かなくても、直感的な操作でサイト全体のデザインを変えられるのは、ブロックテーマ最大の魅力です。

この記事では、2022年に公開した情報を最新版にアップデートし、「テンプレートとは何なのか?」という基本を解説します。

テンプレートを制するものは、ブロックテーマを制す😊

サイトエディターの基本操作はチェック済みですか?

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お皿と料理のルール

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  • 【テンプレート = お皿】
    ヘッダー、フッター、サイドバーなど、ページ全体の「枠組み」です。お皿のデザインを変えると、そのお皿を使っているすべての料理の見栄えが変わります。
  • 【投稿コンテンツ = 料理】
    記事のタイトルや本文など、そのページ独自の「料理」です。ステーキを焼いても、隣のテーブルのパスタ(中身)は変わりませんよね。
項目 コンテンツ(料理) テンプレート(お皿)
編集する場所 固定(投稿) > 新規追加・編集 外観 > エディター > テンプレート
変わる範囲 そのページだけ 同じテンプレートを使う全ページ
主な内容 記事のタイトル、本文など ロゴ、メニュー、フッター、背景色など

なぜ「迷子」になるのか?

「サイトエディター」ではお皿(枠組み)と料理(固定ページの中身)を同時に画面で見せてくれます。

「記事の文章を直そう」と思ってサイトエディターを開いたのに、ついついヘッダーの色を変えてしまい、「あれ? 他のページの色まで変わっちゃった!」となるのは、お皿そのものを塗り替えてしまったからです。

「投稿コンテンツ」ブロック

ここで一つ、大切なキーワードを覚えておきましょう。テンプレート(お皿)の中には、「投稿コンテンツ」ブロックという穴が開いています。

この「投稿コンテンツ」ブロックこそが、書いた内容(コンテンツ)を表示させるための専用窓口です。テンプレートからこのブロックを消してしまうと、いくらコンテンツを書いても、画面に表示されなくなります。

テンプレート階層:WordPressが「どのデザインを使うか」決めるルール

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「テンプレート階層」という言葉を聞くと難しそうですが、WordPressがページを表示する時に、「どのデザイン(テンプレート)を適用するか?」を順番に探していく「優先順位」のことです。

例えるなら、WordPressは「その場に一番ふさわしい服」を探すクローゼットのようなものです。

WordPressの探し物シミュレーション

  1. 第1候補(専用の服): 「このページ専用の特別なデザインはあるかな?」(例:front-page.html
  2. 第2候補(普段着): 「専用のがなければ、この種類(投稿や固定ページ)共通の服はあるかな?」(例:single.htmlpage.html
  3. 最後の手段(万能な服): 「何も見つからない!仕方ない、全部に使える index.html を着せよう!」

よく使うテンプレートの「優先順位」早見表

まずはこの「主要な3パターン」だけ押さえます。

表示したいページ WordPressが探す順番(左が優先)
トップページ ① front-page → ② home → ③ index
ブログ記事(投稿) ① single-slug(個別) → ② single → ③ singular → ④ index
固定ページ ① page-slug(個別) → ② page → ③ singular → ④ index

⚠️ 「index.html」の罠

一番下にある index.html は、いわば「最後の砦」。
ここを編集すると、専用のテンプレートがないページすべてに影響が出てしまいます。
「一部だけ変えたい」時は、indexではなく、専用のテンプレート(singleやpageなど)を作ったり編集したりするのが、安全なカスタマイズのコツです。

2026年現在のサイトエディターでは……

以前はファイル名を一つずつ確認していましたが、今のWordPressなら、サイトエディターの「テンプレート」一覧画面で、どんな役割のテンプレートなのかを、日本語で分かりやすく表示されるようになりました。

実践:カスタムテンプレートを作ってみよう

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「このページだけはサイドバーを消して、スッキリ見せたい」
「LP(ランディングページ)風の特別なデザインにしたい」
……そんな時に役立つのがカスタムテンプレートです。

既存のテンプレート(pageやsingle)をいじるのと違って、新しく「型紙」を作るので、他のページを壊す心配がなく、安心して実験できるのが良いところですね!

ステップ1:新しいテンプレートを追加する

まずは、サイトエディター(外観 > エディター > テンプレート)を開き、画面右上にある「+(新規追加)」ボタンをクリックしましょう。

  • 一番下の「カスタムテンプレート」を選択します。
  • 管理しやすい名前を付けます(例:「サイドバーなし」や「LP用」など)。

ステップ2:レイアウトを組み立てる(要注意ポイント!)

真っ白な画面、または既存のデザインが表示されます。ここで自由にブロックを配置していきますが、絶対に忘れてはいけないブロックがあります。

⚠️「投稿コンテンツ」ブロック

テンプレートの中に「投稿コンテンツ」ブロックを入れ忘れると、固定ページで一生懸命書いた文章や画像が、画面に一切表示されません!

「枠組みは作ったけど、中身を表示する窓口を作るのを忘れた」という状態ですね。リストビューで確認して、必ず配置されているかチェックしましょう。

ステップ3:ページに「型紙」を割り当てる

テンプレートを保存しただけでは、まだページに反映されません。最後に、表示したい「固定ページ」側で設定を行います。

  1. 固定ページ > 固定ページ一覧 から、デザインを変えたいページを開きます。
  2. 右側の設定サイドバーにある「テンプレート」の項目をクリックします。
  3. 先ほど作った「カスタムテンプレートの名前」を選択して、ページを更新(保存)します。

🎉 これで、そのページだけが特別なデザインに変わります!

一度「型紙(テンプレート)」を作ってしまえば、同じデザインを使いたい他のページにも使い回せるので、サイト運営がグッと楽になります。

思い通りのトップページを出すには?

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「カッコいいトップページを作ったのに、自分のサイトを開くとブログの記事一覧が出てくる……」

これ、テンプレートの問題ではなく、WordPressの「初期設定」が原因です。ここを理解しておかないと、どれだけテンプレートをいじっても迷走してしまいます。

WordPressはもともとブログ作成ツールとして誕生しました。そのため、初期状態では「最新の投稿(記事一覧)」がトップページに表示されるようになっています。

企業サイトやポートフォリオのように、「決まったデザインのページ」をトップにしたい場合は、以下の手順で「看板の掛け替え」を行う必要があります。

🛠️ トップページを固定ページにする3ステップ

  1. 準備: 「固定ページ」で、トップページ用(例:HOME)と、ブログ一覧用(例:BLOG)の2つのページを中身は空っぽでいいので作って公開しておきます。
  2. 設定の変更: 管理画面の「設定」 > 「表示設定」を開きます。
  3. 割り当て: 「ホームページの表示」を「固定ページ」にチェックを入れ、ホームページに「HOME」、投稿ページに「BLOG」を選択して保存します。

設定を変えると「使うテンプレート」も変わる!

ここがブロックテーマのややこしいところです。設定を変えると、WordPressが裏側で自動的に使うテンプレートを切り替えます。

「ホームページの表示」設定 使われるテンプレート名
最新の投稿(デフォルト) home.html または index.html
固定ページ(HOMEを指定) front-page.html または page.html

💡「設定を変えたのに、思っていたテンプレートが反映されない!」という時は、優先順位が一番高い front-page.html(フロントページ) がテーマの中に存在しないか確認してみてください。ブロックテーマでは、この「設定」と「テンプレート名」の組み合わせがバチッとハマった時に、理想のサイトが完成します!

アーカイブ(一覧)ページのテンプレートについて

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ここでもテンプレート階層が関係します。
WordPressは「URLを見て、どのテンプレート(名前)を使うか探すルール」があります。

例:URLが /category/history/ のとき

  1. まず category-history という名前のテンプレートを探します。
  2. なければ category を探します。
  3. それもなければ archive を使います。

個別記事のテンプレートでは、1つの記事を表示する『投稿コンテンツ』ブロックを使いましたが、
アーカイブテンプレートという『器(うつわ)』では、複数の記事を一覧として並べるための『クエリーループ』ブロックを使用します

🗺️ テンプレート作りを迷わない「名前」と「設定」のルール

テンプレート自作のコツは、「誰専用の部屋(テンプレート)を作るか」をハッキリさせることです。

  • 名前でターゲットを決める: category-history と名付ければ、歴史カテゴリー専用の部屋になります。
  • クエリーは「継承」でOK: 専用の部屋なら、クエリーループは「継承(オン)」にするだけで、自動的にそのカテゴリーの記事を映してくれます。
  • 特別なときだけ「カスタム」:「歴史の部屋だけど、サイドバーにだけは最新記事一覧を出したい」という時は、その部分のクエリーを「カスタム(オフ)」にします。

「URL」→「名前」→「継承」。この3つが連動していることを知っておけば、どんな複雑なサイトも作れるようになりますよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おつかれさまでした 🍵

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