「最新記事の一覧をサイドバーに出したい」「特定のカテゴリーだけを集めた特集ページを作りたい」
そんな時に欠かせないのが「クエリーループ」ブロックです。
しかし、2022年の登場以来、設定画面の言葉は「継承」から「デフォルト/カスタム」に変わったり、ボタンの場所が移動したりと、まさに「動く城」状態。
この記事では、細かなUIに振り回されるのではなく、クエリーループの「変わらない仕組み」を解説します。この基本さえ理解すれば、今後のアップデートで見た目が変わっても、自由自在に記事一覧を作れるようになります。
「2つの役割」を切り分ける
クエリーループを使いこなすコツは、全体を一つの塊として見るのではなく、「注文(データ)」と「盛り付け(デザイン)」の2つに分けて考えることです。
クエリー(注文)
図書館の司書さんに「どの本を持ってきてほしいか」を伝える注文票です。「最新の5冊」「歴史カテゴリーだけ」といった条件を決めます。
- 何を表示するか(投稿、固定ページなど)
- どう絞り込むか(カテゴリー、タグ、投稿者など)
- いくつ出すか(表示件数)
- どんな順番か(新しい順、古い順、アルファベット順など)
投稿テンプレート(盛り付け)
司書さんが持ってきた本を、どんなお皿に並べるかを決めます。「アイキャッチ画像は左、タイトルは右」といった「1件分のデザイン」を作ると、それが自動で繰り返されます。
🍱 どっちの「盛り付け(デザイン)」で始める?
クエリーループを追加して最初に出る画面は、記事一覧の「器(うつわ)」を選ぶステップです。
💡 安心ポイント: どちらを選んでも、後から「投稿テンプレート」の中で中身を自由に入れ替えられます。
ループ:一度「1記事分のデザイン」を作れば、それを自動で繰り返して並べてくれます。
「お任せ」か「こだわり」か
設定パネルで一番混乱するのが、「継承(オン・オフ)」や「デフォルト/カスタム」という選択肢です。名前は違えど、やっていることは「今いるページの空気を読むかどうか」の選択です。
💡 どっちを選ぶ?「お任せ」vs「こだわり」
※ 自分で「絞り込み」を設定したい時は、必ずこだわりモード(継承オフ / カスタム)に切り替えましょう!
🤔 場所による使い分けの正体
設定が自動で変わるのは、WordPressが「今いる場所の空気を読んでいるから」です。
基本は「お任せ(オン)」
カテゴリーページなどは、URLを見ただけで『何を表示すべきか』のルールが最初から決まっています。 だから、司書さんがそのURLを頼りに、空気を読んで自動で中身を入れ替えてくれるんです。
基本は「こだわり(オフ)」
普通のページには「出すべき記事」のルールがありません。司書さんも困ってしまうので、あなたが「注文票(絞り込み)」を書いて具体的に指示を出す必要があります。
💡 「絞り込み(フィルター)」のメニューが見当たらない時は、この設定が「お任せ(継承オン/デフォルト)」になっていないかチェック!手動で選びたい時は、必ず「こだわり(継承オフ/カスタム)」に切り替えましょう。
『URLによって中身が自動で切り替かわる』仕組み、そもそもWordPressがどうやってテンプレートを選んでいるのかを知ると、理解が深まります。
詳しくは『テンプレート完全攻略ガイド』のアーカイブ編をチェックしてみてください。
こだわりモード(継承オフ / カスタム)の設定
「こだわりモード」にすると現れる「絞り込み」の設定。ここで出てくる専門用語も、以下のように読み替えれば簡単です。
- タクソノミー(分類): カテゴリーやタグのこと。「どのグループを表示するか」を選べます。
- オフセット(除外): 最新の1件目を飛ばして、2件目から表示したい、といった時に使います。
📊 似ているようで違う!2つの「数」の設定
| 項目名 | 役割(イメージ) |
|---|---|
| ページごとの投稿数 |
1ページに何件出すか (例:1ページに6件ずつ並べる) |
| 表示する最大のページ数 |
全部で何ページ目まで出すか (例:3ページ目以降は見せないように制限する) |
⚠️注意: 「最大のページ数」を「1」に設定してしまうと、いくら記事がたくさんあっても「次へ」のボタン(ページネーション)が出なくなります。全件見せたい時は、ここは「0」のままにしておきましょう。
クエリーループの中身
クエリーループの中身がどうなっているか、リストビューで覗いてみましょう。実は、3つの役割分担がハッキリ分かれているのがわかります。

- 投稿テンプレート(最重要!)
ここが「1記事分のデザイン」を作る場所です。この中に「タイトル」や「アイキャッチ画像」などのブロックを並べます。ここを1つ直せば、並んでいるすべての記事が連動して変わります。 - ページ送り(ページネーション)
「次へ」「前へ」といった、ページを移動するためのボタンです。 - 結果なし
もし条件に合う記事が1件もなかった時に、「記事が見つかりませんでした」というメッセージを表示する場所です。
🎯 見た目を変えたい時は「投稿テンプレート」だけを見る!
クエリーループの見た目を自分好みにカスタマイズしたいなら、リストビューを開いて「投稿テンプレート」という箱の中身だけを編集しましょう。
「クエリーループ全体」を触っても個別の見た目は変えられません。「デザインの主役は投稿テンプレート」です!
