朝鮮王朝の時代劇と史実(第14代宣祖〜第19代粛宗)

朝鮮王朝が舞台のドラマが面白くてハマりました
せっかくなので「王様順に歴史背景を調べて」ブログにしました😊

主に「Prime Video」と「Prime Videoチャネル」で配信されているドラマと映画です
寝る間を惜しんでみたドラマには「⭐️」をつけました
*配信スケジュールは変更されます

「李氏朝鮮王朝」は高麗の次の王朝
1392〜1897年
*1910年8月まで大韓帝国として存続
王様は27人です

目次
  1. 第14代ー宣祖ソンジョ(イ・ヨン)
    1. ホジュン伝説の心医
  2. 第15代ー光海君クァンヘグン(イ・ホン)
    1. 映画 「代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン」
    2. 華政(ファジョン)⭐️
    3. 王の顔
    4. 王になった男⭐️
    5. ポッサム
  3. 第16代ー仁祖インジョ(イ・ジョン)
    1. 映画「天命の城」
    2. 花たちの戦い -宮廷残酷史-
  4. 第17代ー孝宗ヒョジョン(イ・ホ)
  5. 第18代ー顕宗ヒョンジョン(イ・ヨン)
    1. 馬医
  6. 第19代ー粛宗スクチョン(イ・スン)
    1. トンイ⭐️
    2. チャン・オクチョン
    3. (時代劇ではありません)イニョン王妃の男⭐️

第14代ー宣祖ソンジョ(イ・ヨン)

第13代明宗の腹違の兄弟(徳興君)の三男
*明宗は子供がなく(長男は死亡)甥の河城君(宣祖)を養子にした
庶子血統から王になった最初の人
権力は勲旧派から士林派に移行
在位41年
56歳で亡くなります

豊臣秀吉の朝鮮出兵(壬辰倭乱

  • 1592年〜1593年:文禄の役
    次男の光海君を世子にして首都を逃れる
    光海君は義兵をあつめて奮起
    *ちなみに長男の臨海君は加藤清正に捕まる
  • 1597年〜1598年:慶長の役
    豊臣秀吉の死亡で終結
  • 懿仁王后
    最初の王妃
  • 恭嬪金氏(ゴンビンキムシ)
    光海君臨海君の母
    光海君が小さい時に亡くなる
  • 仁嬪金氏(インビンキムシ)
    信城君と定遠君の母
    信城君は朝鮮出兵時の避難先で病死
    定遠君は第16代王仁祖の父
  • 仁穆王后(インモクワンフ)
    壬辰倭乱の後2番目に王妃になった人
    貞明公主と永昌大君の母

宣祖は正室に子がなく
朝鮮出兵で光海君を世子にせざるを得ませんでした
*宣祖は庶子の光海君が疎ましかったようです
晩年に、嫡子「永昌大君」が産まれます

ホジュン伝説の心医

母の身分が低く庶子であるため自暴自棄だったホ・ジュン
名医ユ・ウィテに弟子入りし
妻や母に支えられながら「心医」を目指し苦難に立ち向かいます

ホジュン(許浚)は実在した朝鮮時代の医者で「東医宝鑑」の著者
ホジュンは第14代宣祖が亡くなった時の御医で流刑になるが、光海君に呼び戻されます

第15代ー光海君クァンヘグン(イ・ホン)

第14代宣祖の次男(庶子)
在位15年
仁祖反正:綾陽君(第16代王仁祖)をかついだ西人派によるクーデターで流刑されます
追放されてから18年後、66歳で亡くなります

第14代宣祖時代からの士林派の派閥争い

  1. 士林派→「東人」と「西人」に分裂
  2. 政権を握った「東人」⇨「北人」と「南人」に分裂
  3. 「北人」⇨は「大北(光海君側)」と「小北(永昌大君側)」に分裂
  4. 西人派がクーデターを起こします
    *「大北(光海君側)」は消滅

*世子になったあとに宣祖に嫡子「永昌大君」が誕生
そのため小北派(永昌大君側)大北派(光海君側)が対立
永昌大君が2歳の時に宣祖が急死して光海君が即位します

光海君は暴君としてクーデターにより廃位された王です

  • 兄の臨海君を流刑地で謀殺
  • 義弟の永昌大君を流刑(暗殺)
  • 継母の仁穆王后と義妹の貞明公主を幽閉
    *大妃を廃位した王は光海君だけ
    ちなみに仁穆王后は光海君より11歳年下
  • 第16代王仁祖の弟で王の器と噂された綾昌君を流刑(自決)

しかし功績を評価されることも多いです

映画 「代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン」

壬辰倭乱」で王(宣祖)は光海君を世子にして責務を押し付け避難
残された光海君は義兵を集めるため江界へ
光海君を護衛をするのは
生活のために代理で軍役を担う「代立軍」と呼ばれる農民たちでした

華政(ファジョン)⭐️

第14代王宣祖と仁穆大妃の間に生まれた王女貞明公主(チョンミョンコンジュ)
貞明公主の生涯を描いたドラマです
*長崎で火薬製造を学び朝鮮に戻る展開は完全なフィクション
第15代光海君が世子のころ〜第17代孝宗即位後までの長編です

*貞明公主は朝鮮一長寿の王女です(83歳で亡くなります)

実在した主な場人物

  • 貞明公主
  • ホン・ジュウォン(洪柱元)
    貞明公主の夫になる人
  • 光海君
    第15代王
  • 宣祖
    第14代王
    世子の光海君を廃して永昌大君を世子にしようと画策します
  • 仁穆大妃(インモクテビ)
    宣祖の2番目の王妃
    貞明公主・永昌大君の母
  • 永昌大君(ヨンチャンテグン)
    宣祖が54歳の時に生まれた末子で唯一の嫡出子
    貞明公主の弟
  • 臨海君(イメグングン)
    宣祖の長男(庶子)
    光海君の同母兄
  • ハヌム:李徳馨(イ・ドッキョン)
    領議政
    ナム・サゴ預言を知る人
    *壬辰倭乱で指揮をした人
  • 李元翼(イ・ウォニク)
    大妃(廃されてからは「西宮(ソグン)」)を支える人
    *宣祖、光海君、仁祖に仕えた重臣
  • 金介屎(キム・ゲシ)
    光海君を王にするためになんでもする人
    *宣祖と光海君に仕えた尚宮
    王の顔の主人公キム・カヒのモチーフです
  • 李爾瞻(イ・イチョム)
    キム・ゲシと手を組んで仁穆大妃を陥れ永昌大君を死に追いやる
  • 許筠(ホ・ギュン)蛟山
    映画「王になった男」の都承旨
  • 綾陽君(仁祖)
    第16代王
    貞明公主と激しく対立
  • 仁烈王后(インニョルワンフ)
    仁祖の最初の王妃
  • 昭顕世子(ソヒョンセジャ)
    仁祖の長男
  • 鳳林大君(ポンリムテグン)
    仁祖の次男、のちの第17代王孝宗
  • 金自點(キム・ジャジョム)
  • チョ・ヨジョン
    悪女で有名な貴人趙氏
    キム・ジャジョムの策略で仁祖に取り入り昭顕世子を陥れます
    花たちの戦いの主人公
  • 南師古(ナム・サゴ)
    実在する明宗時代の預言者
  • チェ・ミョンギルキム・サンホン
    *映画「天命の城」の主人公の吏曹大臣と礼曹大臣です
  • 荘烈王后(チャンニョルワンフ)
    終盤に登場する仁祖の2番目の王妃
    花たちの戦いではチョ・ヨジョンと対立します
    チャン・オクチョンでは大王大妃(テワンデビ)で登場

架空の主な登場人物

  • カン・イヌ
    ホン・ジュウォンの親友
    カン・ジュソンの庶子
  • カン・ジュソン
    裏の顔がある大富豪
  • ジャギョン
    日本で出会った硫黄職人

王の顔

観相師から「王になってはならない顔」と予言された「王宣祖」
王の相を持って生まれた息子「光海君」
王の凶相を補う相の女人「キム・カヒ」

実在した主な人物

  • 光海君
    宣祖の嫉妬から身を守るため聡明さを隠して生きていましたが、身分制度を嫌う光海君は平等の大同(テドン)の世を目指します
  • キム・カヒ
    光海君の初恋の相手で大同契(テドンゲ)の頭領の娘
    「女として生きれば一族が滅ぶ」と予言され男装していました
    *「金介屎(キム・ゲシ)」がモチーフです
  • 14代王宣祖
    自分の凶相を補う相の女人を探し、王の相を持って生まれた光海君に嫉妬
  • キム貴人
    仁嬪金氏
    信城君を王位に就かせようと野心を燃やします
    *宣祖の側室で信城君と定遠君の母
    *定遠君の長男が第16代仁祖

王になった男⭐️

「冷酷で狂気的な王のイ・ホン」(光海君がモチーフとなった王)
うりふたつの「正義感にあふれた道化師のハソン」
「都承旨イ・ギュ」が王にそっくりのハソンを見つけ
暗殺を恐れた王の影武者にします

映画「王になった男」がドラマ化されました
光海君をモチーフに制作されたフィクションです

華政でも登場する「許筠(ホ・ギュン)蛟山」
*「ホ・ギュン」は実在の人物
平等の社会を提唱するが陰謀で処刑された人です

映画版の都承旨は「ホ・ギュン」です

ドラマ版の都承旨「イ・ギュ」ですが
平等な世の中を夢みて活動した仲間や師匠のキル・サムボンが処刑された過去があります

*華政でのイメージとギャップが…

ドラマではハソンや都承旨たちの悲願は大同法(土地を多く持つ人から税をたくさんとる納税制度)の制定です
大同法」は光海君が実際に導入した制度です

ポッサム

*U-NEXTで配信

再婚が禁じられていた李氏朝鮮時代に実在した風習
ポッサム(未亡人を誘拐して別の男性と再婚させる)
を生業としていたバウ(キム・デソク)が、
第15代王光海君の側室(昭儀尹氏)から生まれた王女(スギョン)を
手違いでポッサムしてしまったことから始まります

*光海君と昭儀尹氏の間には、実際に1人の娘がいました
ドラマではイ・イチョム(李爾瞻)が王女(スギョン)の舅との設定ですが、これは史実と異なるようです

第16代ー仁祖インジョ(イ・ジョン)

第14代宣祖の五男定遠君の長男
西人派のクーデターでかつがれ即位
在位26年
1649年54歳で亡くなります

侵略されたり・悪女の側室に入れ込んだり…

明から清への影響(第15代光海君の頃からの乱)
1616年までにヌルハチが女真族をまとめて後金(清の前身)を建国
*後金は明を攻撃し勢力を拡大
そのため明は朝鮮に援軍を求めます

  • 1619年:サルフの戦いで明は後金に大敗
    光海君は援軍を送っています
    光海君は表面上は明に従い、後金とは捕虜になった姜弘立を使って密約を結び中立を維持します
  • 1623年:仁祖が即位(仁祖反正)
    「明に援軍を送るべき」と主張する西人派がクーデターを決起し光海君は廃位
  • 1624年:イ・クァルの乱
    朝鮮の内乱で仁祖は都から避難
  • 1626年:ヌルハチが死んでホンタイジが即位
  • 1627年:丁卯の乱
    後金の3万の兵に進撃され、仁祖は都から江華島に避難
  • 1636年:丙子の乱
    後金は国号を「清」と改めます
    朝鮮は皇帝の即位を認めず、臣従を拒みます
    1636年の年末に清の10万の兵に進撃され、仁祖は逃れた「南漢山城」で1万3000人の兵とともに包囲され47日間籠城
    降伏の和議(三田渡の盟約)で仁祖は「三跪九叩頭の礼(土下座して頭を地に打ち付る臣下が皇帝に対しておこなう最敬礼)」をしました
    *謝罪した場所は漢江のほとりの三田渡(サムジョンド)で清の要求で石碑を建てました

仁祖と世子(昭顕世子)との関係
三田渡の盟約で人質となった長男の昭顕世子と次男の鳳林大君は8年間「清」で暮らし帰国します

  • 清と良好な関係の昭顕世子は、仁祖に疎まれて帰国の2ヶ月後に急死
    *仁祖による毒殺説もあります
  • 仁祖は昭顕世子の子ではなく次男の鳳林大君を世子にしました
    *鳳林大君は清を敵視
  • 昭顕世子の(姜氏)は仁祖を呪ったとして薬殺刑
    昭顕世子の長男と次男は流刑後に死亡しています

*花たちの戦いでは仁祖の側室(貴人趙氏)とキム・ジャジョムの陰謀

映画「天命の城」

1963年冬に朝鮮で起きた「丙子の乱」を映画化
清の臣従を拒んだ第16代仁祖は清によって攻め入れられ「南漢山城」へ避難
47日間の籠城戦を描いています

  • チェ・ミョンギル
    戦いを回避しようとする吏曹大臣
  • キム・サンホン
    交戦を支持する礼曹大臣

花たちの戦い -宮廷残酷史-

庶子として生まれた「ヤムジョン」と
仁祖に流刑された復讐を誓う「キム・ジャジョム」
自らの欲望と野望をかなえるため
あらゆる陰謀を企てます

仁祖の側室で悪女として知られる貴人趙氏(クィインチョシ)を主人公にしたドラマ

第17代ー孝宗ヒョジョン(イ・ホ)

第16代仁祖の次男
兄昭顕世子の急死で世子になり、4年後に即位
在位10年
北伐計画を進めますが実現しないまま40歳で亡くなります

第18代ー顕宗ヒョンジョン(イ・ヨン)

第17孝宗の長男
在位15年
侵略もなく大同法の普及も進み比較的平和な時代
西人派と南人派の理屈論争の心労から34歳で亡くなります

礼論政争
孝宗が亡くなった時に慈懿大妃が喪に服す期間をめぐる南人と西人とが対立など
*慈懿大妃は荘烈王妃のことで孝宗の継母
継母だから1年でいいけど王様になった人だから3年みたいなことが権力争いになるw

馬医

「カン・ドジュン」・「イ・ミョンファン」・「チャン・インジュ」
共に医学の道を志した友達です
「イ・ミョンファン」の裏切りで
「カン・ドジュン」は昭顕世子暗殺の罪をかぶせられ処刑
処刑後に息子として生まれた「ペク・クァンヒョン
女児なら処刑を免れます
奴婢のぺク・ソックが
自分の娘「チニョン」と「ペク・クァンヒョン」をすりかえます

実在した馬医から御医になった白光炫(ペク・クァンヒョン)をモチーフにしたドラマ

ドラマに登場する主な王族

  • 第16代仁祖
    昭顕世子の暗殺を命じたという設定
  • 第17代孝宗
    昭顕世子の死の真相調べようとします
  • 第18代顕宗
    母の仁宣大妃や旧体勢力との板挟みで苦悩する優しい王
    側室を持たなかった王様
  • 仁宣大妃
    17代王孝宗の王妃で第18代王顕宗の母
    しきたりにこだわりがあります
    *昭顕世子や孝宗と一緒に人質として8年間清で暮らした人
  • 明聖王妃
    顕宗の王妃
    いつも母仁宜大妃と行動をともにしています
    なんと世子嬪→王后→大妃になったのは朝鮮王朝史上この人だけだそうです
    (王に側室がいないと無事なの???)
  • 淑徽(スッキ)王女
    顕宗の妹(孝宗の4女)
    じゃじゃ馬キャラでペク・クァンヒョンのことが好き

第19代ー粛宗スクチョン(イ・スン)

第18代顕宗の一人息子
14歳で即位
在位46年
1720年59歳で亡くなります

政権交代王妃交代リンクしている王様…😓

南人と西人の派閥争いが激しい時代で
*西人はのちに老論と少論に分裂
粛宗は換局(政権を入れ替える)を3度行い強い王権を保つ
日本に通信使を派遣したり死六臣や王族たちの名誉回復(第6代端宗など)をしたりした王

南人VS西人と王室の婦人たち

  • 大王大妃
    粛宗の曾祖母
    仁祖の最後の王妃(荘烈王后
    南人派
    禧嬪張氏の後ろ盾
  • 明聖大妃
    粛宗の母
    西人派
    仁顕(イニョン)王妃の後ろ盾
  • 仁敬王后
    粛宗の最初の王妃
    天然痘で亡くなります
  • 仁顕(イニョン)王后
    2番目の王妃(子供はいません)
    西人派の首領の閔維重(ミン・ユジュン)の娘
    南人派(禧嬪張氏)の策略により廃位
    のちに王妃に復位
    6年後に体調が悪化して34歳で亡くなる
  • 禧嬪張氏(ヒビン チャンシ/チャン オクチョン)
    第20代景宗の母
    南人派が後ろ盾
    明聖王后により宮廷から追われ大王大妃の後ろ盾で宮廷に戻る
    長男ユンが生まれ、仁顕王后が廃され王妃に
    その後、仁顕王后が復位して「禧嬪」に格下げ
    仁顕王后が亡くなると、淑嬪崔氏(粛宗の側室)に仁顕王妃を呪ったと告発され
    1701年薬殺刑(42歳)
    朝鮮三大悪女の一人
    チャン・オクチョンの主人公
  • 淑嬪崔氏(スクピン チェシ)
    粛宗の側室(淑嬪)
    第21代英祖の母
    *禧嬪張氏の薬殺刑のあと粛宗は「側室から王妃に昇格できない」という規則を作る
    そのため王妃になれず宮廷を出て梨峴宮へ
    1718年49歳で亡くなります
    トンイの主人公
    *テバク〜運命の瞬間〜は早世した長男永壽君をモチーフにしたドラマ
  • 仁元王后(イヌォンワンフ)
    粛宗の最後の王妃

換局(政権を入れ替える)

  • 紅袖之変と庚申換局
    明聖王后の父が「三福(16代仁祖の三男の3人の息子)」が宮廷の女官と密通していると訴えます(紅袖之変)がきっかけとなり、庚申換局
    南人→西人への政権交代
    *余談:華政の主人公「貞明公主」が亡くなったのはこの頃1685年です
  • 己巳換局
    仁顕王后が廃位、禧嬪張氏が王妃に
    西人→南人への政権交代
  • 甲戌換局
    仁顕王后が復位して禧嬪張氏が「禧嬪」格下げ
    南人→西人への政権交代
  • 西人は少論(禧嬪張氏支持)と老論(淑嬪崔氏支持)に分裂

2つのドラマ(チャン・オクチョントンイ)の登場人物の人物像
「淑嬪崔氏」は(悪と善)
「粛宗」は(厳しいと優しい)
*「トンイ」の王様とトンイの会話シーンにほっこり😊

トンイ⭐️

トンイは奴婢の逃亡を助ける秘密組織「剣契(コムゲ)」の頭の娘
幼くいころ陰謀により父と兄を殺されます
成長したトンイは宮廷の掌楽院(チャンアゴン)の奴婢として働き
身分を隠した粛宗と知り合います

第21代王英祖の生母となったトンイ(淑嬪崔氏)の生涯を描くドラマ

チャン・オクチョン

幼い頃から世子イ・スンとオクチョンは偶然なんどか出会います
東平君の開いた宴の席でも再会
イ・スンのお妃選びが始まり
オクチョンはインギョンの装いを手伝うことに…

悪女として知られる禧嬪張氏(オクチョン)ですが、王を強く愛した悲劇の女性として描いたドラマ

オクチョンの叔父チャン・ヒョン
娘がかつて王族の福善君(ポクソン君)とのスキャンダルで牢獄で自害
チャン・ヒョンは復讐と野心で美しいオクチョンを利用しようと考えます
*スキャンダルは明聖大妃がくわだてた「紅袖之変」がモチーフ

ちなみに
東平君は第16代仁祖の側室(悪女で有名な貴人趙氏)の子「崇善君」の子供
福善君は第16代仁祖の最初の王妃(仁烈王后)の三男(第17代孝宗の実弟)の子供

(時代劇ではありません)イニョン王妃の男⭐️

王命で南人を監視していた弘文館の校理「キム・ブンド(架空の人物)」
右議政ミン・アムらの企てたイニョン王妃の暗殺計画を阻止
切られる瞬間に現代にタイム・スリップ
ドラマ「新 張禧嬪」でイニョン王妃役に抜擢された女優
「チェ・ヒジン」と出会います

閔黯(ミン・アム)は実在した南人派の中心人物で「禧嬪張氏(チャン オクチョン)」とも親しかったようです


第20代景宗へつづく・・・