朝鮮王朝が舞台のドラマが面白くてハマりました
せっかくなので「王様順に歴史背景を調べて」ブログにしました😊
主に「Prime Video」と「Prime Videoチャネル」で配信されているドラマと映画です
寝る間を惜しんでみたドラマには「⭐️」をつけました
*配信スケジュールは変更されます
「李氏朝鮮王朝」は高麗の次の王朝
1392〜1897年
*1910年8月まで大韓帝国として存続
王様は27人です
- 目次
第20代ー景宗キョンジョン(イ・ユン)
第19代粛宗の長男
母は禧嬪張氏(『チャン・オクチョン』の主人公)
在位4年
36歳で亡くなります
- 景宗は病弱で子が望めないからだなので延礽君(英祖)が世弟に
- 1721年~22年:辛壬士禍
少論(景宗支持)による老論の粛清により少論政権に
*英祖は仁元王后(粛宗の3番目の王妃)のおかげでたすかる
第21代ー英祖ヨンジョ(イ・グム)
第19代粛宗の次男
母は淑嬪崔氏(『トンイ』の主人公)
在位52年
82歳で亡くなります
- 1724年:景宗が亡くなり即位
*死因は「蟹と柿の食べ合わせ」で老論や英祖による毒殺説があったりします - 1728年:イ・インジャの乱
少論派のイ・インジャが密豊君(ミルプングン)を担ぎ反乱
失敗して老論が優勢
*イ・インジャは臨瀛大君(世宗の四男)の子孫
*『テバク』はイ・インジャの乱をモチーフにしたドラマ - 1762年:壬午禍変(米びつ餓死事件)
晩年の英祖が精神を病み奇行を繰り返す息子の荘献世子(思悼世子)を米びつに閉じ込め8日後に餓死した事件
*思悼世子が老論の策略で失脚
- 貞聖(チョンソン)王后
英祖の正室・12歳で10歳の英祖と婚姻
自身には子がなく思悼世子をかわいがる温厚な性格 - 貞純(チョンスン)王后
貞聖王后の死後、2番目の王妃になった人
15歳で66歳の英祖と婚姻
*老論・一族と共に思悼世子の死に関与
*この人の晩年からが朝鮮王朝滅亡への兆しなのかも… - 暎嬪李氏
側室
思悼世子と和緩翁主の母
*米びつ餓死事件の前に英祖に思悼世子の奇行を告げている
ヘチ 王座への道
母の身分が低いことで軽視され生きてきた王子イ・グム(英祖)
正義を追い求める仲間に支えられ王になるまでの道のりを描いた
英祖の若き日々のドラマ
実在した主な場人物
- 延礽君(ヨニングン)イ・グム
第21代英祖 - パク・ムンス
イ・グムの仲間
*朴文秀(パク・ムンス)は実在の伝説的な暗行御史
*『秘密の扉』ではイ・ソンの先生 - ミルプングン(密豊君)イ・タン
王座を狙う極悪な王子
*昭顕世子(第16代仁祖の長男・父との対立で毒殺された可能性が高い悲劇の人)のひ孫 - 粛宗
第19代王・イ・グムの父 - 景宗
第20代王・イ・グムの異母兄。 - 仁元王后
粛宗の最後の王妃・イ・グムの継母 - 宣懿王后
景宗の王妃 - 貞聖王后
イ・グムの正室 - 延齢君(ヨルリョングン)
イ・グムの異母弟(粛宗の第六子)
*延齢君は子がなく死亡、のちに恩信君が延齢君の家督を継ぎ
結果的に第26代高宗は延齢君のやしゃごにあたる - ミン・ジノン(閔鎭遠)
老論の重鎮・朝廷を牛耳っている
*粛宗の2番目の王妃・イニョン王后の兄 - イ・グァンジャ(李光佐)
少論の重臣で景宗を支える人
イ・グムの師でもある - イ・インジャ(李麟佐)
終盤に登場するミルプン君を担ぐ悪役
*イ・インジャの乱(戊申の乱)の首謀者 - ユン・ヒョク(尹皕)
公正で正義感が強い監察長
名門の両班でもある
架空の主な登場人物
- チョン・ヨジ
イ・グムの仲間・女性ながら司憲府の監察補佐官 - タルムン
都のごろつきの頭で情報屋 - チョン・ユニョン
ミルプン君の愛人
秘密の扉
英祖の次男「イ・ソン(思悼世子)」が主人公
思悼世子を米びつに閉じ込めて餓死させた事件の真相は…
フィクションの殺人事件を織り交ぜたドラマ
映画「尚衣院-サンイウォン-」
劣等感に苦しむ王(英祖がモチーフ)
孤独な王妃(貞聖王后がモチーフ)
王室の衣服制作する「尚衣院」
尚衣院の御寝匠「ドルソク」と天才デザイナー「イ・ゴンジン」
「イ・ゴンジン」は王妃のために韓服を作ることに
*『ヘチ 王座への道』の貞聖王后とのイメージギャップが〜w
映画「王の運命 -歴史を変えた八日間-」
英祖が息子の思悼世子を米びつに閉じ込めた
1762年7月4日悲劇の八日間
第22代ー正祖チョンジョ(イ・サン)
思悼世子(英祖の次男)と恵慶宮の次男
英祖の長男で早世した孝章世子の養子になり即位
在位24年
48歳で亡くなります
*毒殺説あり
正祖は世宗と並ぶ聖君と評価されています
- 奎章閣(王立図書館)を設置
- 壮勇営(王権強化のため親衛隊)でを創設
- 水原華城を築城
- 身分にとらわれない人材の育成(能力主義)
- 孝懿(ヒョイ)王后
正室・子はなし
優しく模範的な王妃 - 元嬪洪氏(ウォンビンホン氏)
側室
兄はホン・グギョン(洪国栄)
12歳で側室になり13歳で病死 - 和嬪尹氏(ファビンユン氏)
側室
元嬪洪氏の急死で側室に - 宜嬪成氏(ウィビンソン氏)
女官出身で側室になった人
『イ・サン』ソンヨンのモチーフ
1男1女は早世(文孝世子は5歳で亡くなる)
3人目の出産時に亡くなる - 綏嬪朴氏(スビンパク氏)
側室
第23代王純祖の母
老論の分裂と派閥争い
僻派(思悼世子の死を正当化する老論)と時派(南人と少論と思悼世子に同情する老論)が対立
時派が中心
晩年は僻派がじょじょに勢力を拡大
正祖の異母弟(思悼世子の息子達)の悲劇と末期の王(哲宗と高宗)との関係
- 恩彦君(ウノングン)
母は粛嬪林氏
ホン・グギョンが恩彦君の長男(常渓君)を正祖の後継者にする陰謀がバレて息子は処刑
恩彦君は江華島に流刑
その後カトリック信者である夫人が殉教、恩彦君も連座して47歳で死薬を賜る
*のちに江華島に流刑された息子(七男の全渓君)の次男(長男は早世)が第25代王哲宗に擁立される - 恩信君(ウンシングン)
母は粛嬪林氏
済州島へ流刑され16歳で病死
*没後に南延君(第16代王仁祖の三男麟坪大君の子孫)を養子に
南延君の四男が「興宣大院君」で第26代高宗の実父 - 恩全君(ウンジョングン)
母は景嬪朴氏
母は思悼世子によって撲殺される
そのため米びつ餓死事件を正当と主張する僻派が起こした正祖暗殺未遂事件でかつがれたため19歳で賜死
イ・サン
第22代国王イ・サンの半生を描いたドラマ
サンは常に老論派に命を狙われます
幼少期に出会いった友達「ソン・ソンヨン」「パク・テス」
側近と共に困難を乗り越え聖君へ…
主な場人物と*史実
- イ・サン
第22代王正祖 - ソン・ソンヨン
幼い頃にイ・サンと出会い図画署の茶母に
*正祖の側室となる宜嬪成氏がモチーフ - パク・テス
幼い頃にサン、ソンヨンと出会い友になる
*パク・テスは架空の人物ですが実在した正祖の護衛官ペク・ドンス(白東脩)がモチーフ
ドラマの後半に「武芸図譜通志」の編纂に協力したという設定でペク・ドンスが登場 - 英祖
第21代国王・サンの祖父 - 貞純(チョンスン)王妃
英祖の死後は大妃
老論派をまとめる真の黒幕 - 恵慶宮(ヘギョングン)
サンの生母
*閑中録(自叙伝)の作者 - ヒョイ(孝懿)王妃
正祖の正室
ソンヨンを温かく見守る優しい王妃 - ファワン(和緩)翁主
サンの叔母
陰謀の首謀者の設定
*実兄の思悼世子の米びつ事件に加担し平民へ降格、流刑
正祖が処刑を拒否して晩年は宮廷で過ごす
兄(思悼世子)の奇行でかなり迷惑を受けた人でもある - チョン・フギョム
野心家、ファワン翁主にとりいって彼女の養子になる設定
*娘と夫に先立たれ和緩翁主が夫の遠い親戚のチョン・フギョムを養子にした - ホン・グギョン(洪国栄)
王世孫時代からサンを支えた側近
即位後は朝廷内でも大きな影響力を持ち、妹(元嬪洪氏)を王の側室にする - ホン・ボンハン(洪鳳漢)
サンの母方の祖父 - ホン・イナン(洪璘漢)
ホン・ボンハンの弟
サンの大叔父だが、老論派に寝返る - キム・ギジュ(金亀柱)
貞純大妃(テビ)の兄
*史実ではイ・サンではなく祖父ホン・ボンハンと敵対していた - チェ・ソクチュ(崔錫周)
貞純大妃の指示を受けてサンの廃位を企む老論派の重鎮
*架空の人物・実在した沈煥之(シム・ファンジ)がモデル - チャン・テウ
信念を一切曲げない老論派の重鎮
ホン・グギョンとは敵対
*架空の人物・実在した金鐘秀(キム・ジョンス)がモデル
*老論は貞純大妃(僻派)vs チャン・テウ(時派) - チョン・ヤギョン(丁若鏞)
後半でサンの右腕となる人物
*成均館で学んだ天才実学者で著作はじつに500冊以上
正祖の死後は天主学(キリスト教)に入信したことで長く弾圧を受ける
*号は茶山で『雲が描いた月明り』に登場しています - ウノングン(恩彦君)と息子のワンプングン(完豊君・イ・タム)
ウノングンは正祖の異母弟 - ウンジョングン(恩全君)
正祖の異母弟
- ドラマに登場していませんが
当時の図画署には天才絵師キム・ホンド(金弘道)とシン・ユンボク(申潤福)がいました
『風の絵師』はふたりを題材にしたドラマ - 恵慶宮(正祖の母)は貞明公主(『華政』のヒロイン・第14代王宣祖の王女)の次男のやしゃご
ホン・グギョンは貞明公主の三男のやしゃごの子です
映画「王の涙 -イ・サンの決断-」
正祖(イ・サン)が即位して1年後
1777年7月28日に起きた暗殺未開事件「丁酉逆変」
回想をからめた24時間
赤い袖先
*U-NEXTで配信
祖父である英祖によって父親が死に追いやられた悲劇が
トラウマになり孤独に育ったイ・サンと
宮女として育ったソン・ドギム(のちの宜嬪成氏)を中心に展開します
*「赤い袖先」と「イ・サン」は、共通の歴史上の人物を描いているものの、その人物像には顕著な違いが見られます
第23代ー純祖スンジョ(イ・ゴン)
正祖の次男
11歳で即位
在位34年
長男孝明世子が亡くなった4年後
44歳で亡くなります
- 1800年に正祖が亡くなると英祖の2番目の王妃貞純大妃が摂政になる
そのため改革の大部分はなくなり、天主教(キリスト教)の弾圧で血なまぐさくなる
*正祖の存命中はおとなしくしていた - 1805年に貞純大妃が亡くなる
安東金氏による勢道政治(外戚が国を私物化)が始まります
- 正室:純元王后(スンウォンワンフ)
安東金氏のキム・ジョスン(金祖淳)の娘
孝明世子の母
*彼女が勢道政治のきっかけとなります
皮肉なことに生前に正祖が決めた王妃です
*「哲仁王后 俺がクイーン」に登場する大王大妃はこの人です - 長男:孝明世子(ヒョミョンセジャ)イ・ヨン
純祖と純元王后の長男
安東金氏をけん制するために豊壌趙氏の神貞王后と婚姻
18歳で代理聴政となり豊壌趙氏が勢力をつけたが3年後1830年に21歳で亡くなる
雲が描いた月明り
幼い頃から男装して生きてきたホン・ラオン
頭脳明晰なツンデレ世子イ・ヨン
*孝明世子がモチーフ
最悪の出会いから始まるラブストーリー
主な場人物と*史実
- イ・ヨン
王と中殿ユン氏の息子
*孝明世子がモチーフ
*史実は孝明世子の母は純元王后!! - ホン・ラオン / ホン・サムノム
幼い頃から男装、借金取りに売られて内官になってしまう - キム・ユンソン
キム一族の党首キム・ホンの孫
ラオンが女性だと気がつき助ける - キム・ビョンヨン
ヨンの親友で護衛官 - チョ・ハヨン
チョ・マニョンの娘
ヨンに想いを寄せる
*神貞王后がモチーフ - 王
ヨンの父
第23代王純祖がモチーフ - キム・ホン
領議政
キム・ユンソンの祖父
*キム・ジョスン(金祖淳)がモチーフ - 中殿キム氏
王妃でキム・ホンの娘
*純元王后がモチーフ - ミョンウン王女
イ・ヨンの妹
明溫公主がモチーフ - 淑儀(スギィ)パク氏
王の側室
淑儀朴氏がモチーフ - ヨンウン王女
王と淑儀パク氏の娘
永溫翁主がモチーフ - ホン・ギョンネ
ラオンの父
*洪景来がモチーフ
*洪景来の乱は1811年に起きた農民反乱 - 茶山先生
イ・ヨンの相談相手
*チョン・ヤギョン(丁若鏞)がモチーフ
*丁若鏞は天才実学者で正祖(イ・サン)の改革を支えた人
ネタバレ
史実は孝明世子(イ・ヨン)は21歳で急死します
安東金氏の勢道政治はその後も続き、朝鮮王朝滅亡へと向かいます
ドラマでもイ・ヨンは早死することを匂わせていたのですが…史実と異なる展開でした
第24代ー憲宗ホンジョン(イ・ファン)
純祖の孫
孝明世子と神貞王后の息子
8歳で即位
*7年間は純元大妃が摂政
*正室:孝顕王后(ヒョヒョンワンフ)は安東金氏一族
在位15年
22歳で亡くなります
「安東金氏(祖母と嫁の実家)」vs「豊壌趙氏(母の実家)」
映画「風水師 王の運命を決めた男」
明堂(運気の集まる土地)を探し当てる天才風水師パク・ジェサン
明堂を独占しようとする権力者キム・ジャグン(金祖淳)
無力な第24代王憲宗
王権を復活させようとする興宣君
*興宣君は第25代王高宗の実父
「最強の明堂」をめぐる巨大な謀反の真相は…
朝鮮王朝滅亡の原因は…
映画「王の預言書」
有名な官能小説家フンブ
両家出身ながら貧しい民のために尽力するヒョク
ヒョクの兄で権力を握る野心家ハンニ
無力な第24代王憲宗
安東金氏vs豊壌趙氏の権力闘争
古典的名作「フンブ伝」に絡めて描いた映画
*フンブと兄が幼い頃に離別した原因は洪景来の乱(1811年に起きた農民反乱)
第25代ー哲宗チョルジョン(イ・ビョン)
思悼世子(米びつで餓死したイ・サンの父)の曾孫
憲宗に後継がいないため江華島に流されていた哲宗が19歳で即位
*安東金氏が権力を維持するため(純元大王大妃の垂簾聴政)
在位14年
32歳で亡くなります
*息子は生後6ヶ月で亡くなり後継者がいない
- 1849年に即位
3年間は純元大王大妃(安東金氏一族)が摂政 - 1851年に哲仁王后(チョルインワンフ)安東金氏一族が王妃に
*哲仁王后は感情を表現することなく政治にも関わりを持たなかった人 - 1857年純元大妃(安東金氏一族)が死去
神貞大妃(豊壤趙氏一族)が大王大妃に
風と雲と雨
江華島の名家に生まれたチェ・チョンジュン
霊能力を持つ娘イ・ボンリョン(第25代王哲宗の隠し子)
愛し合うふたりはキム一族の陰謀で引き裂かれます
チェ・チョンジュンは朝鮮最高の観相師となり
イ・ハウン(興宣大院君)
ミン・ジャヨン(明成皇后)
と出会う
朝鮮王朝を左右する存在に…
- 壮洞キム氏は安東金氏がモチーフ
- 哲宗が流刑先の江華島で愛した巫女がボンリョンの母という設定
- キム・ジャグンはキム・ジョスン(金祖淳)の息子で純元大王大妃の弟
- キム・ビョンウンはキム・ジャグンの養子のキム・ビョンギ(金炳冀)がモチーフ
*キム・ビョンギはで興宣大院君の摂政に反対して左遷され地方を転々とした人 - キム・ビョンハク(金炳学)は興宣大院君を支えた安東金氏の重臣になった人
- イ・ハジョン(李夏銓)は憲宗と哲宗の即位時に神貞大妃側の候補になったことから陰謀で処刑された人
チョンジュン最後の予言
10年以内に政治改革しなければ朝鮮は亡国の道をたどる
チョンジュンの理想
民がこの世の主人であるべき世界
哲仁王后 俺がクイーン⭐️
*Huluで配信
現代の大統領官邸の専属シェフ、チャン・ボンファンが
何者かの罠にはまりタイムスリップして
第25代哲宗の王妃キム・ソヨン(哲仁王后)
の体に閉じ込められてしまうというストーリーです
*史実では、哲仁王后は哲宗の長男を出産しますが、残念ながら子供は生後6ヶ月で亡くなります
夫の哲宗が死去後は大妃となり、1878年に41歳で亡くなります
哲仁王后は政治には関わらず、実家に有利な活動をすることもなく、静かに暮らした人です
第26代ー高宗コジョン(イ・ヒ)
安東金氏による勢道政治を終わらせたい神貞大妃(王位継承の決定権を持つ)が興宣大院君(イ・ハウン)と謀り、興宣大院君の次男を養子にして即位させます
第16代王仁祖の三男麟坪大君の子孫
孝明世子の養子
大韓帝国初代皇帝
1863年11歳で即位
*即位後2年間は神貞王后が摂政
在位44年
67歳で亡くなります
史上最悪の舅(大院君)VS 嫁(明成皇后)の戦い
大韓帝国設立までの年表
- 1864年から高宗の実父の大院君が実権を握る
- 1866年に明成皇后(閔妃)が王妃に
- 1866年:丙寅邪獄
鎖国強化によるキリスト教徒を大虐殺 - 1871年:辛未洋擾
シャーマン号の乗組員が虐殺さた事件に対するアメリカ軍の報復 - 1873年に大院君失脚
崔益鉉(戸曹参判)の財政政策と鎖国政策に対する上疏を利用
高宗・閔妃・閔升鎬(閔妃の兄)が大院君を退陣させた
王妃の閔氏一族による勢道政治が始まる - 1874年:李坧(後の純宗)誕生
世継ぎ問題
*大院君派(完和君を後継に)vs 閔妃派(李坧を後継に)
閔升鎬(閔妃の兄)一家が爆死 - 1875年
李坧が王世子として清に認められる
閔妃が大院君の兄興寅君の家を襲撃させる - 1876年:日朝修好条規(江華島条約)が締結
鎖国から開国へ
開化派と守旧派が対立、政治の混乱が激しくなる - 1880年
側室の李尚宮と完和君が急死
*閔妃派による暗殺説が濃厚 - 1882年:壬午事変
「大院君」の「閔氏政権と日本」に対する反乱
大院君が復権
しかし殺されたと思われていた明成皇后が清に介入を要請
大院君は清国軍に拉致される
閔氏が復権
*清と日本の軍隊が駐留することになる - 1884年:甲申政変
キム・オッキュン(金 玉均)・パク・ヨンヒョ(朴 泳孝)・ソ・ジェピル(徐 載弼)ら独立党(急進開化派)によるクーデター
日本の援助で王宮を占領
しかし清の介入により3日で失敗した - 1894年1月11日 – 1895年3月29日:甲午農民戦争(東学党の乱)
東学の信者を通じて民乱が全国的な内乱に発展し
一時はチョン・ポンジュン(全 琫準/通称は緑豆将軍)により5月には全州を占領
閔氏政権と農民軍で和約(全州和約)6月にいったん沈静化
*大院君は東学党を影から支援する密約を結ぶ
*閔氏は清に介入を要請
日本は邦人保護名目で介入し清と対立
その後農民軍は牛金峙の戦いで日本軍に大敗する
日本軍は日清戦争開戦前に景福宮を占領し大院君を復権して政務委任させ金弘集政権を作る - 1895年4月下関条約締結(清戦争で日本が勝利)
朝鮮は清から独立 - 1894年から1895年:甲午改革
大日本帝国の指導の下で行われた朝鮮の開化派の改革 - 1895年7月:閔氏はロシアの力を借りクーデターにより政権を奪回
- 1895年10月8日:乙未事変
大院君・開化派勢力・日本公使が王宮に乱入し共同で明成皇后を暗殺
*明成皇后43歳で亡くなる
*大院君は雲峴宮に幽閉される - 1896年2月11日 – 1897年2月20日:露館播遷(高宗ロシア公館亡命)
李範晋が高宗と王太子(後の純宗)の王宮脱出とロシア公使館へ逃亡を助ける
高宗はロシア領事館の保護下で政策を実行
開化派の金弘集などを処刑、多くの権益がロシアに奪われる - 1897年10月12日
高宗は王宮に戻り朝鮮初の皇帝に即位し(光武皇帝)国号を大韓帝国と改め、李氏朝鮮の自主独立を宣言
*徐 載弼(ソ・ジェピル)と李 完用(イ・ワニョン)が設立した独立協会が王宮に戻ることを進言 - 1898年2月:大院君が死去 77歳
- 1898年9月:毒茶事件(高宗・皇太子暗殺未遂事件)
*皇太子は重体で後遺症にも苦しむ - 1904年 – 1905年に日露戦争
*日露戦争に勝利した日本が韓国を保護国にする - 1907年6月:ハーグ密使事件
世界平和会議で日本の韓国支配の不当性を訴えるようとして失敗
高宗は譲位に追い込まれる
- 1919年1月21日:高宗が亡くなる 67歳
*日本による毒殺説が流布 - 1919年3月1日:三・一運動
日本からの独立運動(独立万歳と叫ぶデモ)
*3月3日に高宗の葬儀が予定されていた
朝鮮ガンマン
高宗の時代
開化派と守旧派の対立を描いたドラマ
訳官の父の影響で開化を夢見る好奇心旺盛な女性チョン・スイン
父は守旧派の中心人物であることを隠し開化を志すキム・ホギョン
謎の銃使いにより父(高宗の忠臣)が殺され、自身も撃たれたパク・ユンガン
キム・オッキョンに助けられたパク・ユンガンは日本へ
そして長谷川半蔵として朝鮮の地に戻る
ユンガン・スイン・ホギョンの運命は…
- キム・ビョンジェ(キム・ホギョンの父)
守旧派の重臣
ドラマのキム・ビョンジェ(金 炳始)は死にますが史実では生き延びます
高宗がロシア公館亡命中の内閣総理大臣 - キム・オッキョン
急進開化派
甲申政変に失敗し日本へ亡命
その後
1894年3月上海で閔氏一派が送り込んだ刺客に暗殺され死体は朝鮮に運ばれ八つ裂きにされています - パク・ヨンヒョ
急進開化派で哲宗の女婿でもある
甲申政変に失敗し日本へ亡命
その後
紆余曲折を経て日韓併合後の朝鮮で要職を勤める
緑豆の花
東学党の乱をベースに
汚職役人を父に持つ兄弟の運命を描いたドラマ
長男で庶子のイガンは汚れ仕事を手伝い
弟で嫡子のイヒョンは父の期待を一身に背負うエリート
民乱により家が没落
兄はチョン・ポンジュン(緑豆将軍)と出会い
民を救うために戦う義兵軍の大将に
弟は鬼となり討伐隊の狙撃手に…
*『六龍が飛ぶ』と同じ監督なのでムヒョルと師匠ホン・デホンが13話で登場「東方双龍24手」を披露
第27代ー純宗スンジョン(イ・チョク)
譲位により即位
純宗には子がなく異母弟の李垠イ・ウン(英親王)が皇太子となる
*英親王の妻は梨本宮家方子
在位3年
52歳で亡くなります
1910年8月22日:日韓併合条約を調印
1910年8月29日:大韓帝国は滅亡し朝鮮総督府が設置され日本の植民地となる
*併合後は昌徳宮に住み「李王」と称された
1926年6月10日:六・十運動
*純宗の葬式中に起こった日本からの独立運動(独立万歳と叫ぶデモ)
映画「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」
大韓帝国皇帝高宗の王女徳恵翁主の生涯を描いた映画
日本統治下の大韓帝国
徳恵翁主は13歳で日本へ留学させられる