日本書紀の入口(神武〜持統)

日本書紀の入口です。日本書紀の全体像をまず俯瞰 → 深掘り。
神武〜持統を「巻→(段 or 年条)」でたどり、人物・地名・外交・氏族の関連ノートへ橋渡しします。

まず日本書紀の全体像

📖 天皇を範囲で俯瞰(読む)

範囲別(俯瞰)一覧

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1 神武(じんむ )NS-4神話層

準備中 じんむ
  • 東征神話でヤマト入りを語る始祖像。
  • 地名伝承・祭祀配置から後代の正統化意図を読む視点が重要。
  • 宮:橿原宮伝承/関連地は複数候補が併存

2 綏靖(すいぜい)NS-3伝承中心

準備中 すいぜい
  • 欠史八代①。記述は簡略、同時代史料なし。
  • 系譜上の連結点としての役割が中心。
  • 宮・陵墓は後世の比定。

3 安寧(あんねい)NS-3伝承中心

準備中 あんねい
  • 欠史八代②。政治像は不明瞭。
  • 地名・氏族伝承を手がかりに位置づけを検討。
  • 宮跡・陵墓は伝承比定。

4 懿徳 (いとく)NS-3伝承中心

準備中 いとく
  • 欠史八代③。記事は少なく具体像に乏しい。
  • 葛城・奈良盆地周辺の在地勢力との接続が論点。
  • 比定地は複数説が並立。

5 孝昭 (こうしょう)NS-3伝承中心

準備中 こうしょう
  • 欠史八代④。年次・事績は伝承域。
  • 海人系や尾張との系譜接続が語られる。
  • 宮名は伝承的で考古裏付けは限定的。

6 孝安 (こうあん)NS-3伝承中心

こうあん
  • 欠史八代⑤。尾張×和珥の接点が示唆される系譜。
  • 同時代史料なし、在位年は伝承。
  • 宮・陵墓は後世比定。

7 孝霊 (こうれい)NS-3伝承中心

準備中 こうれい
  • 欠史八代⑥。地方勢力との関係が主題。
  • 吉備など西方との伝承が散見。
  • 比定は伝承に依拠。

8 孝元 (こうげん)NS-3伝承中心

準備中 こうげん
  • 欠史八代⑦。和珥・春日周辺の伝承が濃い。
  • 系譜上の要所として後代の政治配置に影響。
  • 比定地は複数候補。

9 開化 (かいか)NS-3伝承中心

準備中 かいか
  • 欠史八代⑧(終)。開化—崇神の連続性が鍵。
  • 葛城・三輪山周辺の勢力配置が注目点。

10 崇神 (すじん)NS-2照合可

準備中 すじん
  • 疫病・祭祀再編など統合の兆候が濃い。
  • 三輪山周辺の考古と接点が多い時期像。
  • 初期ヤマト権力の制度化へ向かう段階。

11 垂仁 (すいにん)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 すいにん
  • 大規模前方後円墳の展開期に重なる。
  • 但馬・丹後・尾張など海人・渡来系との接触伝承。
  • 伊勢(外宮関連)など祭祀整備の伝承。

12 景行 (けいこう)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 けいこう
  • 九州~東国の遠征伝承(ヤマトタケル)。
  • 広域支配の物語化と地名の痕跡。
  • 考古的裏付けは限定的

13 成務(せいむ)NS-3伝承中心

準備中 せいむ
  • 国造・県主など行政区画整備の伝承。
  • 後代制度の投影とみる議論もあり。
  • 具体史料は乏しく比定は伝承。

14 仲哀 (ちゅうあい)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 ちゅうあい
  • 九州での征討途中に崩御の伝承。
  • 神功皇后の篇との結節点で半島関与の前夜。
  • 宮・陵墓の伝承と現地伝承が併存。

神功皇后(じんぐう)〈摂政〉NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 じんぐう
  • 仲哀崩御後の“摂政”とされる伝承(応神誕生に接続)。
  • “新羅遠征”など半島関与の物語が集中(伝承色が強い)。

15 応神(おうじん)NS-2照合可

準備中 おうじん
  • 5世紀前半の広域交流・渡来技術伝承が増える。
  • 秦・西文など氏族伝承が多彩、後代の八幡信仰の起点像。
  • 河内・摂津周辺の政治中枢化が進む。

16 仁徳 (にんとく)NS-2照合可

準備中 にんとく
  • 大規模前方後円墳期・河内の中枢化が進む。
  • 「民のかまど」など統治イメージの伝承。

17 履中 (りちゅう)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 りちゅう
  • 河内王権の継承期。
  • 内紛・継承の不安定さを示す伝承。

18 反正 (はんぜい)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 はんぜい
  • 和泉・河内周辺の整備伝承。

19 允恭 (いんぎょう)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 いんぎょう
  • 政務整備の萌芽が語られる時期。

20 安康(あんこう)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 あんこう
  • 宮廷内葛藤(眉輪王など)の強い伝承。

21 雄略(ゆうりゃく)NS-2照合可

準備中 ゆうりゃく
  • 強勢王権像。倭王武比定説(『宋書』)が論点(諸説)。

22 清寧(せいねい)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 せいねい
  • 継承不安定期、皇統再編の前段。

23 顕宗 (けんぞう)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 けんぞう
  • 市辺押磐皇子の遺児の復位伝承。

24 仁賢(にんけん)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 にんけん
  • 旧王統回復の移行期として位置づけ。

25 武烈(ぶれつ)NS-2照合可 NS-3伝承中心

準備中 ぶれつ
  • 暴虐伝承。王権転換の前史とされる。

26 継体(けいたい)NS-2照合可

準備中 けいたい
  • 皇統の継承再編(越前出自伝承)。制度化の節目

27 安閑 (あんかん)NS-2照合可

準備中 あんかん
  • 継体系の継承。仏教受容前夜。

28 宣化(せんか)NS-2照合可

準備中 せんか
  • 大和政権の整備継続。

29 欽明 (きんめい)NS-1 実録寄り NS-2照合可

準備中 きんめい
  • 仏教伝来の伝承。外交史料が増える。

30 敏達 (びだつ)NS-1 実録寄り NS-2照合可

準備中 びだつ
  • 仏教受容をめぐる対立が顕在化。

31 用明(ようめい)NS-1 実録寄り NS-2照合可

準備中 ようめい
  • 蘇我・物部対立が先鋭化。

32 崇峻 (すしゅん)NS-1 実録寄り NS-2照合可

準備中 すしゅん
  • 蘇我馬子による弑逆の伝承(政変)。

33 推古 (すいこ)NS-1 実録寄り NS-2照合可

準備中 すいこ
  • 初の女帝。太子の摂政伝承/制度・外交の進展。

34 舒明 (じょめい)NS-1 実録寄り

準備中 じょめい
  • 飛鳥への遷都線上。対外関係の整理が進む。

35 皇極 (こうぎょく)NS-1 実録寄り

準備中 こうぎょく
  • 蘇我氏専横の末期。乙巳の変へ。

36 孝徳 (こうとく)NS-1 実録寄り

準備中 こうとく
  • 大化改新。難波長柄豊碕宮、白雉改元など。

37 斉明 (さいめい)NS-1 実録寄り

準備中 さいめい
  • 朝鮮半島出兵(白村江の前史)・土木事業伝承。

38 天智(てんじ)NS-1 実録寄り

準備中 てんじ,てんぢ, てんち
  • 近江朝。庚午年籍、対外敗戦後の再編。

39 弘文 (こうぶん)NS-1 実録寄り

準備中 こうぶん
  • 壬申の乱の敗者側に位置づけられる短期政権。

40 天武 (てんむ)NS-1 実録寄り

準備中 てんむ
  • 壬申の乱の勝者。律令編整備と記紀編纂の基盤。

41 持統 (じとう)NS-1 実録寄り

準備中 じとう
  • 藤原京遷都。律令国家の整備が進む。

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