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ドメイン移管でサイトが消えた|NXDOMAIN・clientHoldの原因と直し方【実録】

「移管、無事完了しました」——そのメールを見て、ホッとしたのも束の間。ブログを開いてみたら、画面は真っ白。「このサイトにアクセスできません」の文字だけが、ぽつんと表示されていました。
自分のブログ koro-koro.com が、この世から消えてしまったように見えた瞬間です。血の気が引きました。

この記事は、以前書いた「サーバーをまるごと引っ越しした話」の、いわば続編です。

建物(サーバー)の引っ越しと、そのおまけとしての「表札(ドメイン)の管理を移す手続きを紹介しました。

AIを相棒に、WordPressブログを丸ごとサーバー引っ越し「サーバーの引っ越し」なんて、私には縁のない言葉やと思っていました。年金暮らしのおばちゃんが、自分のブログのサーバーを別の会社へまるごと引っ越しする——文字にす…

あのとき私は、ドメイン移管を「許可番号をもらって、申し込むだけの2ステップ」と、ずいぶん気楽に書いていました。
ところが——本番は、移管が終わったあとに待っていたんです。
移管そのものはすんなり通りました。でも、そのあと立て続けに、2つの落とし穴にハマりました。ひとつは「サイトが見つからない(NXDOMAIN)」、もうひとつは「ドメインが凍結された(clientHold)」。

この記事では、その2つのつまずきを、原因と直し方まで、私の実体験そのままにお話しします。

※本記事はプロモーション(広告)を含みます

何をしようとして、何が起きたのか(30秒でおさらい)

まず、私が何をしようとしていたのかを、ざっくりおさらいします。
やりたかったのは、ブログの「表札」=ドメイン(koro-koro.com)の管理会社を引っ越すことでした。

これまで表札はXServerドメインが管理してくれていたのですが、これをコアサーバーと同じグループ(バリュードメイン)へ移すと、表札の更新料がずっと無料になる。この特典が目当てでした。
手続きの流れ自体は、こうです。

  1. A社(旧管理会社)から、引っ越しの許可番号(認証コード)をもらう
  2. バリュードメインに「移してきました」と申し込む
  3. 移管が完了したら、コアサーバーで「永久無料ドメイン」として紐づける

ここまでは、ほぼ想定どおりに進みました。移管も「成功」の通知が届いて、永久無料の紐づけも完了。「よし、終わった!」——そう思った、まさにその直後でした。
ブログを確認しようと koro-koro.com を開いたら、真っ白。冒頭の「アクセスできません」です。
あとから振り返ると、このとき私は、2つの落とし穴に連続で落ちていました。順番に見ていきます。

  • 落とし穴①:NXDOMAIN … そもそも「koro-koro.com がどこにあるか」が分からなくなっていた
  • 落とし穴②:clientHold … ①を直したあと、今度はドメインが「凍結」されていた

症状はどちらも「サイトが表示されない」で同じなのに、原因はまったくの別モノ。だから、ひとつ直しても表示が戻らず、私は二段構えで悩むことになりました。ここが今回いちばんの沼だったところです。

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ハマり①:サイトが「見つかりません」になった(NXDOMAIN)

永久無料の設定を終えた直後、ブログを開いて出てきたのが、この画面でした。

NXDOMAIN。直訳すると「そんなドメイン、見つかりません」。ついさっきまで普通に見えていたのに。ブログのデータ(記事も画像も)は、新しいサーバーの中にちゃんとある。それなのに「見つからない」とは、どういうことなのか。
ここを理解するために、ドメインが表示される仕組みを、3つの登場人物で整理させてください。ここが分かると、今回のトラブルの正体が一気に見えてきます。

  • 【表札】Whois情報 …「この土地の持ち主は誰か」の登記簿
    たいていのサービスにはWhois情報公開代行という仕組みがあります。これを使うと、代わりに管理会社の情報が表示され、個人情報(自分の名前や連絡先)が守られます。
  • 【案内所】ネームサーバー …「住所を教えてくれるのはどの案内所か」
  • 【番地】DNSレコード …「案内所が実際に教える、建物の番地(IPアドレス)」

読者が koro-koro.com にアクセスすると、「案内所(ネームサーバー)」に「この屋号の番地、どこ?」と問い合わせが飛び、案内所が「番地(DNSレコード)」を見て「◯◯番地ですよ」と答える。その番地にある建物(サーバー)が、ブログを表示してくれる——そういう流れです。

私の場合、何が起きていたか

問題は「案内所(ネームサーバー)」でした。
私のブログは、これまでずっとXserverの案内所(ネームサーバー)を使っていました。ドメイン移管とネームサーバーの変更は全く別のことなので、Xserverの案内所(ネームサーバー)はまだ働けたはずなんです。

ところが、移管が完了して永久無料の紐づけをした——まさにその処理で、案内所(ネームサーバー)がバリュードメインのものに切り替わっていたようなのです

表札の管理をバリュードメインに移し、さらに「この屋号はうち(GMO系)で面倒を見ます」と紐づけたことで、案内担当がバリュードメイン側にバトンタッチされた、というわけです。
ここに落とし穴がありました。案内所(ネームサーバー)はバリュードメインに切り替わったのに、その案内所には、肝心の「番地(DNSレコード)」がまだ一件も書き込まれていなかったのです。まっさらの状態でした。

つまり、こういうことです。.comの管理情報では「koro-koro.com はバリュードメインのネームサーバーを見てください」と案内されるのに、その肝心のネームサーバーには、koro-koro.com のDNSレコードがまだ登録されていなかった——というわけです。

💡ここが大きな教訓でした。ドメイン移管そのものは、本来ネームサーバーを変更しなくても行えます。しかし、今回のように永久無料の紐づけによってネームサーバーまで切り替わる場合は、新しいネームサーバー側にもDNSレコードを用意しておかなければなりません。ここを知らずに「移管だけのつもり」でいると、私のように真っ白な画面を見て青ざめることになります

どう直したか(順番が大事)

直し方の考え方は、シンプルでした。新しい案内所(バリュードメイン)に、正しい番地を書き込む。そのうえで、案内担当を新しい案内所に正式に切り替える。 この順番が、とても大事でした。
もし順番を逆にして、番地が空っぽのまま案内所だけ新しくすると、切り替えた瞬間に「案内所は新しくなりました! でも番地は分かりません!」となって、やっぱりサイトは消えたままになります。だから、

  • 先に、バリュードメイン側に番地(DNSレコード)を用意する
  • そのあと、屋号のネームサーバーをバリュードメインのものに切り替える

この順で進めました。番地の用意は、幸いバリュードメインに「コアサーバー用の設定を自動で入れてくれる機能」があったので、それを使って、コアサーバーの番地をまとめて書き込みました。そして最後に、ネームサーバーを ns1〜5.value-domain.com に切り替え。

これで、案内所も番地もそろいました。ようやく一安心――あとは、この情報が世界中に伝わるのを待つだけです。

——そう思っていたら、2つめの落とし穴が待っていたのです。

ハマり②:今度は「凍結」されていた(clientHold)

ネームサーバーを切り替えて、しばらく待ちました。DNSの情報が世界中に伝わるには時間がかかる(これを「浸透」といいます)と知っていたので、「数時間くらいかな」とのんびり構えていました。

ところが、待てど暮らせど、サイトは表示されません。半日近く経っても真っ白なまま。「番地も案内所も、ちゃんと直したはずやのに、なんで?」——今度は原因がまるで見当たらず、正直、いちばん不安になった時間でした。

Whoisをのぞいてみたら、見慣れない札が

藁にもすがる思いで、koro-koro.com の「表札(Whois情報)」を調べてみました。すると、ずらりと並んだ情報の中に、こんな一行を見つけたのです。

Domain Status: clientHold

clientHold(クライアントホールド)。調べてみると、これは「ドメインの管理会社の判断で、そのドメインの利用を一時的に凍結している状態」を指すものでした。

これがくせ者でした。clientHold がかかっていると、案内所(ネームサーバー)や番地(DNSレコード)がどんなに正しくても、その手前でドメインごと止められてしまうんです。家の中はきれいに片付いているのに、玄関に「立入禁止」の札が貼られているようなもの。だから、いくらDNSを直しても表示されなかったわけです。

なぜ凍結されたのか——原因は、移管前の取りこぼし

では、なぜ凍結されたのか。原因をたどると、移管のもっと手前にありました。
「登録者のメールアドレスが、ちゃんと本人が受け取れるものか」を確認するルールがあります。この本人確認(メールアドレスの有効性認証)が期限までに完了しないと、ドメインが凍結されてしまうのです。

私の取りこぼしが原因でした。

実は移管の作業中、私の表札(Whois情報)は、しばらく旧管理会社(Xserverドメイン)の代理公開のままになっていました。つまり、本人確認のメールが、私ではなく旧管理会社のアドレス宛に飛んでしまう状態だったのです。移管そのものは無事に完了したので「よし」と思っていたのですが、この本人確認だけが、宙ぶらりんのまま残っていた。それが期限を過ぎて、clientHold(凍結)という形で表面化した——これが真相でした。

実は、ちゃんと予告は来ていた
移管の手続きをしていたとき、旧管理会社のXserverから、こんな案内メールが届いていたのです。

【XServerアカウント】ドメイン解約についてのご案内

Whois情報をご自身の情報へご変更ください。
※「メールアドレス」は必ず受信可能なメールアドレスをご入力ください。
※個人契約の場合、組織名は「None」とご入力ください。
※Whois情報の変更は反映まで最大1日程度お時間がかかります。Whois情報を変更した場合、1日程度お待ちいただき、以後のお手続きを行ってください。

このメールをすっかり放置していたのです💧 案内はちゃんと来ていたのに、その大切さに気づけなかった。clientHold は、いわばそのつけが回ってきた結果でした。

💡 表札(Whois)は、ふだんサイトの表示には直接タッチしません。でも移管するときは、自分が受け取れるメールアドレスを、早い段階でWhoisに設定しておくこと。これを怠ると、私のように後から凍結されます。

どう直したか

やることは、はっきりしていました。本人確認を完了させて、凍結を解いてもらう。
ただ、肝心の本人確認メールが、どこにも見当たりません(旧管理会社のアドレスに飛んでいたので、当然です)。

そこで、現在の管理会社であるバリュードメインのサポートに、メールで状況を説明して直接お願いしました。「Whoisが clientHold になっていて、サイトが表示できません。本人確認メールを、受け取れるアドレスに再送してください」と。

ここで、正直おどろいたことがあります。

ひとつは、バリュードメインの対応の速さ。問い合わせを送ってから、ほんの数分で「確認メールを再送しました」と返事が来たんです。凍結という、ちょっと血の気が引く状況だっただけに、この速さには本当に助けられました。

もうひとつは、問い合わせに使ったAIチャットの進化です。今回、状況を整理して質問を投げたのですが、こちらの込み入った状況——「移管した」「ネームサーバーは切り替えた」「でもclientHoldで止まっている」——をちゃんと汲んで、的確に案内を返してくれました。ひと昔前の「よくある質問を機械的に返すだけ」のチャットとは、まるで別物。困っている内容をちゃんと理解してくれる相手が、24時間そこにいてくれる。これは、私のような素人にとって、ものすごく心強いことだと感じました。

さて、再送されてきた認証メールを開いて、あとは書かれたURLをクリックして本人確認を完了するだけ。しばらくすると「利用制限を解除しました」という通知が届き——
koro-koro.com が、半日ぶりに戻ってきました。

こうして、私のサーバーとドメイン管理会社の引っ越しは、ぶじ完結しました。
ふり返れば、得たものは大きかったです。それまで1年で13,200円払っていたサーバー代が、コアサーバー(CORE-X・36ヶ月契約)にしたことで、ぐっと安く(3年で14,040円)なりました。

しかも、ドメインの更新料まで、これからずっと無料。建物代(サーバー)が安くなって、表札代(ドメイン)はタダ。ハマりはしたけれど、やってよかった、というのが正直な気持ちです。

❗ 私が契約したときは月390円〜だったのですが、2026年7月からは月430円〜に改定されました(円安や電気代の高騰が理由だそうです)。それでも、この価格でこのスペックが使えるのは、じゅうぶんお得だと感じています。最新の料金は、必ず公式サイトで確認してくださいね。

私が実際にお世話になっている建物(サーバー)が、こちらです 👇

CORESERVER(コアサーバー)公式サイト

同じように「サイトが消えた!」と青ざめている方や、これからドメイン移管する方の、参考になればうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍵